【開催報告】持続可能な開発目標(SDGs)の”伝え方”勉強会
去る8月31日、札幌エルプラザにて「持続可能な開発目標(SDGs)の”伝え方”勉強会」を開催いたしました。なお、この勉強会は札幌市の共催と、RCE北海道道央圏協議会のご協力をいただきました。ありがとうございます。勉強会の内容について、ご報告いたします。
概要
開催趣旨
SDGsに関する学習の機会がさまざまな形で開催されていますが、SDGsを広める伝え手は北海道・札幌市に多くなく、その伝え方も伝え手の間で共有はされていません。SDGsの伝え手となり得る若手職員のプレゼンテーションをもとに、「SDGsの伝え方」についてポイントを共有することを目的に本勉強会を開催しました。
[日 時]平成30年8月31日(金)18:30~20:00
[会 場]札幌エルプラザ2階会議室1・2(札幌市)
[参加者数]25人
[主 催]札幌市、環境省北海道環境パートナーシップオフィス(EPO北海道)
[協 力]RCE北海道道央圏協議会
プログラム
1.開会・趣旨説明
2.若手職員3人による「SDGs」をテーマとした聞き手対象別のプレゼンテーション
(1)「市民・市民団体」
札幌市総合政策部政策局環境都市推進部環境計画課計画係 藤田有咲
(2)「企業」
環境省北海道環境パートナーシップオフィス(EPO北海道) 福田あゆみ
(3)「自治体」
北海道総合政策部政策局計画推進課SDGs推進グループ 主事 森田浩太郎
3.発表を聞いた参加者からの感想・アドバイス
4.閉会
勉強会内容
1.開会・ルールの説明
初めに、共催者である札幌市環境局の佐竹さんから、開催趣旨とルールについて「今日の趣旨は、SDGsの普及啓発を担っていく『若手の人材育成』と、『SDGsの伝え方の共有』である」、「ルールは、時間の都合上SDGsの基本情報(概念、歴史等)は省略し、聞き手は「市民・市民団体」「企業」「自治体」の立場として発表を聞いてほしい」と参加者と共有しました。
2.若手職員による「SDGs」をテーマとした聞き手対象別のプレゼンテーション
札幌市、北海道、EPO北海道の若手職員3人から、聞き手対象別のSDGsをテーマにしたプレゼンテーション(各20分)を行いました。
☆発表者が、当日使用した発表資料と発表に向けて意識した点について掲載しました。
ご参考までにご覧ください。
〇SDGsは十分に普及しておらずハードルが高いものであるため、身近な環境課題として「地球温暖化」を例に挙げた。また、世界の課題や自分の行動をつなげていき、結果的に大きな課題を達成することを意識した。
〇企業がSDGsに取組むメリットがないと企業は動かないと思い、日本企業のSDGsの取組み状況や企業の取組み事例紹介、SDGsに関心がある人へ向けて取組むポイント等を中心に組み立てた。
〇環境・経済・社会の3側面の統合的解決につながることを中心におき、SDGs認知度のアンケート結果や政府・自治体の動向も発表に加えた。
3.発表を聞いた参加者からの意見
発表が終わった後、参加者から各発表への意見をいただきました。
3人の発表に共通するアドバイスとして、「聞き手対象を明確にし、何を伝えたら良いか、伝える情報を絞ること」や、「自分たちが2030年にどのように暮らしたいか、どんな未来が良いのかを考えて発表すると、実感が持てるので伝わりやすい」等、多数勉強になる意見をいただきました。
☆参加者からいただいた意見を取りまとめましたので、ご覧ください。
本勉強会は、SDGs達成に取組むRCE北海道道央圏協議会の会員を対象に実施しました。あらゆるセクターの方々にお集まりいただき、貴重なご意見を多くいただくことができ、大変感謝しております。参加された方からいただいたご意見から、SDGsのあらゆる見方があることが分かり、とても参考となりました。今後どのような情報が相手に必要とされているかを見極め、SDGsについて発表や普及啓発につとめていきたいと思います。(福田)