地球環境基金との連携事業

【開催報告】地球環境基金助成金説明会 in 函館

平成31年度地球環境基金の募集に関する説明会が函館市で開催されました。今回は申請書の書き方に加えて、SDGsを活動に活かそう!」として、申請する上でも踏まえておく必要があるSDGs(持続可能な開発目標)について、事例を交えて解説を行いました。

開催概要

日 時:平成30年10月23日(火)18:30~20:30
会 場:函館市地域交流まちづくりセンター
    多目的ホール(函館市)
参加者:NPO/NGO、社団・財団法人、任意団体等 18人
主 催:独立行政法人環境再生保全機構 地球環境基金部
協 力:函館市地域交流まちづくりセンター、環境省北海道環境パートナーシップオフィス
後 援:函館市

プログラム:
(1)平成31年度地球環境基金について
(2)助成金重点配慮事項の変更について
   SDGs(持続可能な開発目標)の概要、SDGsに関する事例の紹介
(3)助成金の申請書書き方講座
   質問、個別相談

● イベントの詳細はこちらをご覧ください(環境ナビ☆北海道サイト)
 http://enavi-hokkaido.net/event/event_id/0000013299/
● 平成31年度地球環境基金助成金募集のお知らせ(締切 2018/12/5)
 http://enavi-hokkaido.net/modules/publicly/index.php?page=article&storyid=3083

内 容

(1)平成31年度地球環境基金について

独立行政法人環境再生保全機構から、平成31年度地球環境基金についての説明が行われました。地球環境基金の特徴としては「主な原資が公的資金」であること、助成活動の結果、環境や社会にどのような変化が起こるのかを重視する「アウトカム(成果)志向」であること、助成活動の成果の向上のための「評価制度」を有していることなどがあります。また、今年度から重点配慮事項として、「SDGs(持続可能な開発目標)の推進」や「マイクロプラスチックを含む海洋ごみ対策」が掲げられていることも紹介されました。

(2)助成金重点配慮事項の変更について

環境省北海道環境パートナーシップオフィスからは、上記の重点配慮事項であるSDGsについて解説。SDGsを理解する上で押さえておきたいポイントや、国内の動向などを参加者の皆さんと共有しました。

事例紹介では、一般財団法人北海道国際交流センター(HIF)事務局長の池田誠さんから、これまでのHIFや大沼での活動の歩みを、SDGsの観点からあらためて概観。国際協力と環境保全、地域振興をともに進めようとする、柔軟な取り組みにおいて、多様な立場や分野との連携・協働というSDGsの理念が先取りされていることを確認しました。「こうしたいろいろな取り組みを人に伝えるときに、SDGsは分かりやすく説明できる」という池田さんの言葉のとおり、「共通言語」としての働きを持つSDGsは、世界とつながり、新たな変化を生み出す可能性を有しています。

(3)助成金の申請書書き方講座

SDGsの意義や活動との関わりを学んだ後、あらためて環境再生保全機構から申請書の書き方についての説明がありました。また、最後の質疑応答では、会場から「任意団体は審査に際して、具体的にどのような実績を提出すればよいのか」と質問がありました。これについては、環境再生保全機構から「特に内容や様式を指定しているものではない。団体によって報告書やWEBサイトなどをお示しいただいている。任意団体の場合も、定款や事務局の担当者の有無などを確認させていただいており、事務所にも赴いている」との回答がありました。今回、また過去の助成金説明会を参考にぜひご申請ください。

● 地球環境基金助成金説明会 in 旭川(平成29年度)
 https://epohok.jp/act/info/7902

● 地球環境基金助成金説明会 in 帯広(平成27年度)
 https://epohok.jp/act/info/others/erca/421