【開催報告】2021年度地球環境基金助成金活用セミナー
独立行政法人環境再生保全機構(https://www.erca.go.jp/jfge/)は、民間団体(NPO・NGO)による国内外の環境保全活動を幅広く支援することを目的に、助成金を交付しています。この度、2021年度地球環境基金助成金の募集(募集期間 11/5~12/2)に際し、助成金の説明を行う「2021年度地球環境基金 助成金活用セミナー」をオンラインにて開催いたしました。
今回は、国内でも優れた活動を行っている今年度の採択団体を迎えて、助成金の活用方法や新型コロナウイルスの影響下における活動、今後の展開についてご紹介いただきました。
開催概要
日 時:2020年10月16日(金)14:00~16:00
場 所:オンライン会議システム「Zoom」を使用(EPO北海道から配信)
参加者:NPO、財団法人等16人
主 催:独立行政法人環境再生保全機構 地球環境基金部
協 力: EPO北海道
[プログラム]
(1)地球環境基金の概要説明(動画視聴)
(2)2020年度採択団体事例紹介
発表者:一般社団法人 大雪山・山守隊 岡崎 哲三氏
NPO法人 森の生活 成田 菜穂子氏
(3)地球環境基金助成金 応募手続きおよび要望書の書き方に関する動画視聴
内容
(1)地球環境基金の概要説明(動画視聴)
2021年度地球環境基金助成金の概要や特徴、助成メニュー、対象経費、審査の重点項目等についての動画を視聴した。また、特別助成「地域循環共生圏活動」の新設についても共有された。
(2)2020年度採択団体事例紹介
2020年度採択団体でもあり、北海道で環境に関する先進的な取り組みを行う2団体にお越しいただき、新型コロナウイルス感染拡大による影響や、今後の活動展開にも触れつつ、活動内容を紹介いただいた。その後鼎談の中で質問を受け付けながら、助成金の使途や活動を続けていく上での現状の課題、コロナ禍での活動についてさらに詳しくお話いただいた。採択を受けることが決まった時から今まで、新型コロナウイルス感染拡大の影響をはじめ様々な理由で団体を取り巻く状況は大きく変化している。しかし、悩みながらも助成金を使って地域や地域の外の住民と関わりながら活動を行うことで成果に結びつけているということが両団体から話されていた。(以下、団体紹介)
一般社団法人 大雪山・山守隊 岡崎 哲三氏
大雪山の300kmあると言われる登山道では、いたるところで道が崩れ歩きにくくなり、土が流され、植物が減っています。大雪山・山守隊は、一般登山者の「民」、行政の「官」、研究者の「学」を橋渡しし、おたがいの垣根を超えた「協働」で、大雪山の登山道を持続可能な方法で維持管理していく仕組みづくりを目指します。
Facebookページ:https://www.facebook.com/yamamoritai/
団体ホームページ:https://www.yamamoritai.com/
NPO法人 森の生活 成田 菜穂子氏
町の森林面積が9割を占める下川町を拠点に、森のある暮らしを広める活動を通じて、人々と自然が調和した豊かな社会づくりに取り組みます。森で遊び、学ぶ機会の提供や、木材の供給・製品の販売、森の管理運営を通じて、地域の人や町を訪れる人が魅力を感じる、森を活かした地域づくり等を行っています。
Facebookページ:https://www.facebook.com/npo.morinoseikatsu/
団体ホームページ:http://morinoseikatsu.org/
(3)地球環境基金助成金 応募手続きおよび要望書の書き方に関する動画視聴
地球環境基金の要望書を記入する上での注意点や、成果を引き出す手法・考え方として欠かせない、ロジックモデルについて解説動画を視聴した。目標設定、アウトプット、アウトカム、といった概念が申請書を書くうえでのポイントということが共有された。
本イベントにて視聴した動画はこちらからご視聴いただけます。