政策コミュニケーション

【開催報告】市民向けワークショップ はこだてエコカフェ~2030年の函館の環境を考えよう!~

2月2日、函館市地域交流まちづくりセンターにて、函館市環境基本計画の改定に向けた市民向けワークショップ「はこだてエコカフェ」を函館市環境部と共催しました。なお、ワークショップ開催にあたり、北海道教育大学函館校田中研究室と函館市地域交流まちづくりセンターにご協力いただきました。

概要

日時:平成31年2月2日(土)13:30~16:00
会場:函館市地域交流まちづくりセンター 多目的ホール(函館市)
参加者:26名
主催:函館市環境部、環境省北海道環境パートナーシップオフィス
協力:北海道教育大学函館校田中研究室、函館市地域交流まちづくりセンター

プログラム:
(1)趣旨説明、環境基本計画の改定について
(2)2030年の函館の環境を考えよう!
  Round 1.  あなたは函館の環境についてどんなところに魅力を感じますか?
       また、どんなところが残念に思いますか?
  Round 2.  2030年の函館の環境はどのような姿ですか?
       Round 3.  2030年の函館の環境はどのような姿ですか?…そこで私たちはどのように暮らしていますか?
(3)全体共有・振り返り

内容

趣旨説明・環境基本計画の改定について

はじめに、市民ワークショップの趣旨説明と環境基本計画の改定について、函館市環境部の福田 誠さんから説明をいただきました。

函館市では2020年3月に函館市環境基本計画を改定する予定です。福田さんから、第3次計画に市民意見を反映するため、「2030年の函館の環境の姿」について、参加者の皆さんからご意見をいただきたいと説明がありました。この市民ワークショップで出された意見は、環境基本計画(案)を審議する場である函館市環境審議会にて報告されます。

☆函館市環境基本計画についてはこちら

2030年の函館の環境を考えよう! 

参加者の皆さんから意見を出し合う場として、ワールドカフェ形式でワークショップを行いました。ワークショップの進行はEPO北海道 溝渕が行い、ファシリテーター(対話の進行・記録役)として北海道教育大学函館校田中研究室の皆さんが参加しました。

※ワールドカフェとは…メンバーの組み合わせを変えながら、4、5人単位の小グループで話し合いを重ねることで、参加者全員で話し合っているような効果が得られるワークショップの形式です。

参加者の皆さんへの問いは以下の3点で、Round 2ではテーブルを移動してもらい、様々な参加者との意見交換を深めました。Round 3では最初のテーブルへ戻り、どのような意見が出たかを共有しました。

Round1.あなたは函館の環境のどんな点に魅力を感じますか?また、どこに改善の余地があると思いますか?
Round 2. 2030年の函館の環境はどのような姿ですか?
Round 3. 2030年の函館の環境はどのような姿ですか?…そこで私たちはどのような暮らしをしていますか?

全体共有・振り返り

全体共有では、各テーブルごとで上記について話し合った感想や意見をそれぞれ発表しました(一部抜粋)。

・環境の改善は子育て、福祉など他分野にもつながる
・ごみのこと、水のこと、災害のことを考えないといけない
・自分たちの住んでいる函館について、実はあまりよく知らない部分がある。函館の魅力に気付き、理解を深めることが必要。
・函館を訪れる観光客も一緒になって、函館をより良いまちにしていけると良い
・函館のこれからについて悲観的にならず、ポジティブに考えよう
・公共交通機関が減っていく中で、どうしたらよいか?
・日常的に目にしている自然を、生活に役立てる視点が必要
・ワークショップをやってみて、楽しかった、ワクワクした
・10年後を考えることが難しかった

今回のエコカフェでは、函館市の環境課題について市民の皆さんと考える機会をつくることができ、環境基本計画策定のヒントを得られました。エコカフェの感想として、集計したアンケートには「エコカフェをもっと実施してほしい」「意見交換が大変有意義だった」などの意見もあり、参加者からの満足度は高かった結果となりました。EPO北海道では環境課題・社会課題をふまえて、他分野と連携をしていきながら持続可能な社会づくりのための対話の場づくりを提案していけたらと思います。

ご参加いただいた皆さま、ご協力してくださった皆さま、ありがとうございました!(福田)