行政(環境省)の環境情報

記念シンポジウム「みんなでつくる、世界を魅了する大雪山国立公園」(オンライン 3/18)

大雪山国立公園連絡協議会では、大雪山国立公園ビジョン策定・大雪山国立公園協働型管理
運営体制構築記念シンポジウム「みんなでつくる、世界を魅了する大雪山国立公園」を令和
3年3月18日(木)にオンラインにて開催いたします。

1.目的

大雪山国立公園は、近年の自然的・社会的環境の変化を受け、山岳地域の荒廃や利用拠点の
低迷など、多くの課題を抱えています。これらの課題を解決するためには、民間と行政が連
携・協働し、大雪山国立公園の価値を守り、活かし、つなげる(発信する)ことが必要です。

そのため、令和2年6月に、大雪山国立公園の管理運営を担う「大雪山国立公園連絡協議会」
(環境省、北海道、大雪山国立公園関係10市町)に、民間団体(観光協会、交通事業者、自
然保護団体、研究者)、他の関係行政機関を新たに加え、民間と行政が連携、協働して国立
公園の管理運営にあたる体制へ改組を行いました。

あわせて、大雪山国立公園が目指すべき将来像を示した「大雪山国立公園ビジョン~まもり、
活かし、つなげよう みんなでつくる、世界を魅了する大雪山国立公園~」を策定し、ビジ
ョンを実現するための取組を進めていくことになります。

しかし、ビジョンを実現するためには、利用者にも「自然環境が守られ、より豊かにった大
雪山国立公園を将来世代へ引き継き、大雪山国立公園を末永く利用しよう」という意識を持
ち、大雪山国立公園連絡協議会とともに、国立公園の管理運営に参加いただくことが重要で
す。

そこで、改組及びビジョンの策定を広く周知するとともに、ビジョンを実現し世界を魅了す
る大雪山国立公園をつくるために、利用者が国立公園の管理運営に参加する方策を考えるシ
ンポジウムをオンラインで開催します。

2.概要

[開催日時] 令和3年3月18日(木)13:00~16:00
[開催方法] YouTubeによるWEB配信
[主催] 大雪山国立公園連絡協議会
 講演への質問、パネルディスカッションにおける参加者からの質問は、
 YouTubeのコメント機能を使用します。

(1)開会挨拶
   大雪山国立公園連絡協議会会長(上川町長)
(2)趣旨説明
   「大雪山国立公園連絡協議会の改組と大雪山国立公園ビジョンについて」
   (環境省大雪山国立公園管理事務所長 桝 厚生)
(3)講演
   「大雪山国立公園が世界を魅了するために」
   (北星学園大学文学部英文学科 専任講師 ロバート・トムソン氏)
(4)交流会
   管理運営への参画に関心がある国立公園利用者の声を集めたインタビュー映像の上映
(5)パネルディスカッション
   「みんなで、まもり、つくる新しい時代の大雪山国立公園」
    〇コーディネーター 北海道大学大学院農学研究院 准教授 愛甲 哲也 氏
    〇パネリスト
     北星学園大学文学部英文学科 専任講師 ロバート・トムソン 氏
     株式会社 りんゆう観光 代表取締役社長 植田 拓史 氏
     一般社団法人 大雪山・山守隊 代表理事 岡崎 哲三 氏
     屋久島町 観光まちづくり課 統括係長 木原 幸治 氏
     イラストレーター 鈴木 みき 氏
     環境省大雪山国立公園管理事務所 所長 桝 厚生
(6)閉会
   北海道地方環境事務所長

3.視聴方法

 「大雪山国立公園連絡協議会」公式YouTubeアカウントで生配信をおこないます。
 チラシに掲載しているライブ配信 URLをパソコンやスマートフォンから直接アクセスして
 ご視聴ください。※事前登録は不要です。

4.参考事項

○大雪山国立公園連絡協議会について
・平成5年に設立。大雪山国立公園の管理運営に携わる環境省、北海道、大雪山国立公園関
 係10市町(富良野市、上川町、東川町、美瑛町、上富良野町、南富良野町、士幌町、上士
 幌町、鹿追町、新得町)から成り、これまで、情報交換、連絡調整、管理事業を実施。
・令和2年3月16日改組され、他の関係行政機関(森林管理署、北海道開発局、北海道運輸
 局)、民間団体(観光協会、交通事業者、自然保護団体、研究者)を加え、民間と行政が
 連携、協働して国立公園を管理運営する体制(協働型管理運営体制)となった。
・次年度以降、大雪山国立公園ビジョンを包含する国立公園の管理運営にかかる実行計画に
 あたる「大雪山国立公園管理運営計画」を策定し、構成員がそれぞれビジョンの実現に向
 けた取組を進めていく他、利用者が参加する国立公園のあり方(協力金、ボランティア等)
 についても議論していく予定。

○大雪山国立公園ビジョンの内容について
・民間と行政が協働して大雪山国立公園を管理運営し、「大雪山の自然環境が守られ、より
 豊かになった国立公園」、「魅力を活かし、質の高い利用体験ができる国立公園」、「つ
 ながっていく国立公園」を将来の目指す姿として、これらの実現に向けて取組を進めるも
 のです。

○新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、YouTubeによるWEB配信のみとさせていただき
 ます。

☆詳しくはこちらをご覧ください(大雪山国立公園連絡協議会 サイト)
3/18(木)記念シンポジウム「みんなでつくる、世界を魅了する大雪山国立公園」
大雪山国立公園シンポジウムチラシ(PDF:2.3MB)