行政(環境省)の環境情報

「生物多様性国家戦略2023-2030」の閣議決定について

「生物多様性国家戦略2023-2030」が本日閣議決定されましたので、お知らせします。
 本戦略は、令和4年12月に生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)において採択された「昆明・モントリオール生物多様性枠組」を踏まえた新たな我が国の生物多様性の保全と持続可能な利用に関する基本的な計画です。
 あわせて、令和5年1月30日(月)から同年2月28日(火)に実施した意見募集(パブリックコメント)の結果についてお知らせいたします。

生物多様性国家戦略策定の経緯

 生物多様性国家戦略は、生物多様性条約第6条及び生物多様性基本法第11条の規定に基づく、生物多様性の保全と持続可能な利用に関する政府の基本的な計画です。我が国は、平成7年に最初の生物多様性国家戦略を策定し、これまで4回の見直しを行ってきました。
 令和4年12月にカナダ・モントリオールにおいて開催された生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)では、2010年に採択された愛知目標の後継となる、2030年までの世界目標「昆明・モントリオール生物多様性枠組」が採択され、各国はそれを踏まえ生物多様性国家戦略を策定・改定することが求められました。
 我が国ではこれに先立ち生物多様性国家戦略の見直しの検討を進めてきており、令和3年8月19日付けで環境大臣より中央環境審議会会長に生物多様性国家戦略の変更について諮問し、同審議会自然環境部会及びその下に設置された生物多様性国家戦略小委員会において審議が行われ、パブリックコメント等を経て、令和5年3月16日付けで同審議会から答申が行われました。
 この答申を踏まえ、本日令和5年3月31日(金)に「生物多様性国家戦略2023-2030」を閣議決定しました。
 また、同戦略に掲げる目標の進捗を測る指標を、同年3月22日(水)に生物多様性国家戦略関係省庁連絡会議において決定しましたので、併せて公表します。

 「生物多様性国家戦略2023-2030」の策定に関する審議会の経緯等については以下を御参照ください。
  https://www.biodic.go.jp/biodiversity/about/initiatives/index.html

 

意見募集(パブリックコメント)の結果概要

(1)実施方法
   電子政府の総合窓口(e-Gov)、環境省ホームページ
(2)意見募集期間
   令和5年1月30日(月)から同年2月28日(火)
(3)意見提出方法
   e-Govの意見提出フォーム、郵送
(4)意見件数
   のべ意見数1,307件(意見提出者数723人)
(5)結果
  「次期生物多様性国家戦略(案)に対する意見募集の結果について」のとおり
 

連絡先

環境省自然環境局自然環境計画課 生物多様性戦略推進室
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8273
室長
山本 麻衣
室長補佐
奥田 青州
室長補佐
坂本 朋美
係長
福井 俊介
担当
富樫 晃一

 

引用:https://www.env.go.jp/press/press_01379.html