農業・農村への理解の醸成を目指す新たな国民運動「食から日本を考える。ニッポンフードシフト」をスタート
農林水産省は、「食料・農業・農村基本計画」に基づき、食と農のつながりの深化に着目した新たな国民運動「食から日本を考える。ニッポンフードシフト」を開始します。
1.趣旨
我が国では食の外部化・簡便化が進む一方、食と農との距離が遠くなり、農業や農村に対する国民の意識・関心は薄れています。
食についても新たな生活様式を模索する今、これからの日本の、自分たちの食を確かなものとしていくためには、消費者と生産者が一体となって自分たちの課題と捉え、行動変容に繋げていくことが必要です。
時代の変化に対応し日本各地の食を支えてきた農林漁業者・食品事業者の努力や創意工夫について消費者の理解を深め、良いところは伸ばし変えるべきことを変え新しいことにもチャレンジする取組を応援する、新しい国民運動です。
2. 取組の概要(公式ウェブサイトを開設)
今後、様々なメディアやシンポジウム等を通じて、全国各地の農林漁業者等の取組、地域の食や農山漁村の魅力などを伝えることにより、国産の農林水産物や有機農産物の積極的な選択に向けた行動変容に繋がることを目指し、生産者団体や食品関連事業者等と連携した官民協働による取組を推進していきます。
また、本日、様々な情報発信の起点となる公式ウェブサイトを開設しました。
公式ウェブサイトURL:https://nippon-food-shift.maff.go.jp/(外部リンク)
3. アイディアの募集
公式ウェブサイトを通じて、食にまつわる「こんなアイディアはどうだろう」食をきっかけに「社会がこう変わってほしい」食に関して「私はこんなことを始めている」など、みなさまの「ニッポンフードシフト」に関するアイディアを募集します。ご自身の取組でも他の人の取組をご紹介いただいても構いません。特筆すべきアイディアやご意見は公式ウェブサイトで取り上げさせていただきます。
4. 参考 「ニッポンフードシフト」とは?
「食」は人を育み、生きる力を与え、そして社会を動かす原動力となるもの。
いうまでもなくすべての人は「食」と無関係で生きることはできません。
日本社会が大きな変化に直面している今、これからの「食」はどうあるべきか。
食料自給率、環境との調和、新しい生活様式、健康への配慮、食育、サプライチェーンの状況など、私たちが真摯に向き合わなければならないテーマは少なくありません。
「食」について考えることは、これからの社会を考えること、人の生き方を考えること。
今こそ、変えるべきは変え、守るべきは守り、新しい挑戦を応援しながら、この時代にふさわしい日本の「食」のあり方を考える機会ではないでしょうか。
消費者、生産者、食品関連事業者、そして政府が一体となって、「食」を考え、議論し、行動する国民運動「ニッポンフードシフト」始まります。
(「食から日本を考える。ニッポンフードシフト」公式ウェブサイトより)
お問合せ先
大臣官房政策課食料安全保障室
担当者:奥泉、小林、姫野
代表:03-3502-8111(内線3805)
ダイヤルイン:03-6744-2376