緑保全創出地域制度(札幌市緑の保全と創出に関する条例)
緑保全創出地域制度とは
札幌は、自然に恵まれた都市として発展してきましたが、都市化の進展に伴い市街化やその周辺地域での、緑の減少や荒廃が深刻な問題となっていました。
そのような状況から、市・市民・事業者・所有者等が一体となって、札幌の緑を守り育て、健康で文化的な生活を営む上で必要な緑豊かな都市環境を創造することを目的に、平成13年3月に「札幌市緑の保全と創出に関する条例」を制定しました(同年10月1日施行)。この条例に基づき市内全域を山岳地域、里山地域、里地地域、居住系市街地及び業務系市街地の5つに指定し、それぞれの種別ごとに一定の緑化等の確保を図り、緑豊かな都市環境を創出しようとする制度が緑保全創出地域制度です。これにより、1,000平方メートル以上の敷地で現状を変更する行為について、市長の許可が必要となり、緑化等が義務づけられます。
【対象となる行為】
規制対象区域 | + | 規制対象行為 | → | 規制の内容 |
敷地面積・開発面積等 |
・建築物の建築 ・工作物の建設 ・宅地の造成 ・樹木の伐採等 |
市長の許可 *許可条件:緑化等 |
【定められた許可基準】
緑保全創出地域 |
許可基準 指標 |
許可基準(敷地・開発面積別) |
||
1ha未満 |
1ha以上 |
5ha以上 |
||
山岳地域 |
樹林地率 |
50%以上 |
60%以上 |
70%以上 |
里山地域 |
樹林地率 |
30%以上 |
40%以上 |
50%以上 |
里地地域 |
緑地率 |
20%以上 |
30%以上 |
30%以上 |
居住系市街地 |
緑化率 |
20%以上 |
||
業務系市街地 |
緑化率 |
10%以上 |
緑保全創出地域種別について
札幌市地図情報サービスから種別をご覧いただけます。
ただし、あくまでも概略図ですので、正確な情報が必要な場合は、下記までお問い合わせください。
緑保全創出地域制度の詳細
緑保全創出地域制度の詳細についてはこちらをご覧ください。
令和3年(2021年)4月1日から押印が不要になりました。(ただし「参考様式:緑アを除く。)
緑保全創出地域制度の緩和基準を定めています。
「緑保全創出地域の現状変更行為等に関する審査基準」(PDF:94KB)
上記の審査基準の適用にあたり、必要な事項や細目を定めています。
「緑保全創出地域の現状変更行為等に関する取扱要綱」(PDF:435KB)
*条件によっては緑化の基準を軽減する制度がありますので、その際は事前相談をお願いいたします。
*詳細につきましては札幌市建設局みどりの管理課審査指導係(011-211-2522)までお問い合わせください。
冊子「緑化の留意点と参考となる事例」のご紹介
植栽した樹木等が美しく良好に保たれていくためには、適切な樹種の選択や、育成空間の確保などが必要です。
札幌で一般的に用いられている樹木の特性や植栽の留意点をまとめた資料を作成いたしましたので、緑化計画にお役立てください。
また、これまでの実施事例の中から美観や効果が優れているものをご紹介しておりますので併せてご覧ください。
ダウンロード |
留意点編:緑化計画時に留意・配慮していただきたい点をまとめています 優良事例編:これまでの実施事例から美観や効果が優れているものをご紹介しています |
引用:https://www.city.sapporo.jp/ryokuka/midori/kisei/hozensyousai/hozensyousai.html