「観光遺産産業化ファンド」の活用による阿寒摩周国立公園活性化に向けた摩周エリアの観光資源磨き上げ連携協定締結について
環境省は、株式会社地域経済活性化支援機構、北海道、弟子屈町、北洋銀行株式会社、釧路信用金庫及び北海道エアポート株式会社との7者で、阿寒摩周国立公園の地域活性化に向けた「阿寒摩周国立公園活性化に向けた摩周エリアの観光資源磨き上げ連携協定」(以下「本協定」という。)を締結しましたので、お知らせいたします。
1.経緯
- 環境省は平成29(2017)年2月に地域経済活性化支援機構(以下「REVIC」という。)と包括連携協定を締結しており、国立公園満喫プロジェクトをはじめとして、国立公園の豊かな自然を活かした地域経済の活性化を推進するために連携・協力を進めてきました。
- 令和元(2019)年6月19日に、REVICは観光庁との連携のもと「観光遺産産業化ファンド」を設立し、環境省と連携し国立公園等を活用した地域活性化のモデルとなる取組を検討してきました。
- その検討を踏まえ、阿寒摩周国立公園の摩周エリアを主な対象とし、同エリアの観光資源の磨き上げを通じ、地域活性化と自然環境の保護・保全の好循環による持続可能な観光のモデルづくりを協働で推進するため、環境省及びREVICのほか、地域の主要な関係主体である北海道、弟子屈町、北洋銀行株式会社、釧路信用金庫及び北海道エアポート株式会社の7者により、連携協定を締結しました。
- 3月27日(土)に北海道弟子屈町において締結式が行われ、環境省から笹川博義環境副大臣が出席しました。
2.本協定の概要
- 北海道・阿寒摩周国立公園を代表する自然である摩周湖、屈斜路湖を含む摩周エリアの大部分をかかえる弟子屈町は、日本最大の屈斜路カルデラ等が造り出した豊かな自然に恵まれ、国内外から、自然環境やそれらを活かしたアクティビティ、温泉地などを目的に、多くの観光客が訪れる地域となってきました。
- これらの観光資源の魅力を高め、その価値を永続的に継承するためには、再生可能エネルギー活用等の脱炭素、プラスチックゴミ削減等の資源循環等の環境、経済及び社会に配慮した持続可能な観光地づくりを通じた地域活性化と自然環境の保護・保全の好循環を描くサイクルの形成を進めていく必要があります。
- 本協定は、弟子屈町をはじめとした摩周エリアにおける観光資源の磨き上げによる国内外からの旅行者誘致と、広域連携の促進、観光消費額等の増大を図り、地域の経済・雇用を支える基幹産業である観光産業の発展に向けた取組みを推進し、もって、国立公園等の自然を活用した持続可能な地域づくりのモデル構築のため、7者で連携及び協力することを目的としています。
3.観光遺産産業化ファンドの概要
REVICホームページをご参照ください。
http://www.revic.co.jp/business/fund/36.html
添付資料
連絡先
環境省自然環境局国立公園課
- 代表 03-3581-3351
- 直通 03-5521-8277
- 課長 熊倉 基之(内線 6440)
- 課長補佐 中山 直樹(内線 6650)
- 企画官 松本 浩(内線 6640)