「風力発電における鳥類のセンシティビティマップ(海域版)」の公表について
環境省はこの度、洋上の風力発電の設置によりバードストライク等の鳥類への影響が懸念される区域を示した「風力発電における鳥類のセンシティビティマップ(海域版)」(以下「センシティビティマップ」という。)を公開しました。
センシティビティマップでは、集団繁殖地や鳥類の分布情報等から、日本の沿岸域における風力発電に対する鳥類への影響を、二次メッシュ単位で評価しています。
センシティビティマップは「環境アセスメントデータベース”EADAS(イーダス)”」で閲覧が可能であり、今後、風力発電事業者等に広く御活用いただくことを想定しています。
センシティビティマップでは、集団繁殖地や鳥類の分布情報等から、日本の沿岸域における風力発電に対する鳥類への影響を、二次メッシュ単位で評価しています。
センシティビティマップは「環境アセスメントデータベース”EADAS(イーダス)”」で閲覧が可能であり、今後、風力発電事業者等に広く御活用いただくことを想定しています。
1.背景・目的
地球温暖化対策の一つとして、風力発電をはじめとする再生可能エネルギーの導入を促進する必要がありますが、一部の風力発電において、オジロワシ等の希少猛禽類等がブレードに衝突して死亡するバードストライクが生じています。また、採餌環境の変化等のバードストライク以外の鳥類への影響も懸念されています。
再生可能エネルギーの導入促進と自然環境保全の両立を図るためには、風力発電事業者が事業計画の検討を行う段階から、鳥類に与える影響が大きい区域を認識し、その影響をできる限り回避・低減するよう事業実施区域の選定を行うことが重要です。そのため、環境省では、平成30年3月に陸上の風力発電を主な対象とした「風力発電における鳥類のセンシティビティマップ(陸域版)」を公開しました。
平成30年4月に「海洋再生可能エネルギー発電設備の整備に係る海域の利用の促進に関する法律」が施行されたことを受け、今後洋上の風力発電が増加することが予想されるため、今回、海域版のセンシティビティマップを作成しました。
2.センシティビティマップの閲覧方法
センシティビティマップは「環境アセスメントデータベース”EADAS”」に収録しています。
https://www2.env.go.jp/eiadb/ebidbs/
3.参考URL
センシティビティマップ(http://www.env.go.jp/nature/seisaku/list/yasei_furyoku/sensitivity_map/index.html)
連絡先
環境省自然環境局野生生物課
- 代表03-3581-3351
- 直通03-5521-8282
- 課長中尾文子(内線 6460)
- 課長補佐荒牧まりさ(内線 6465)
- 係長篠﨑さえか(内線 6670)