対話の場づくりと協働

【開催報告】中間支援スキルアップ研修 地域の課題解決のために協働をつかいこなそう

 

平成30年3月9日(金)に、市民活動プラザ星園(札幌市)にて、「中間支援スキルアップ研修 地域の課題解決のために協働をつかいこなそう」を開催しましたので、ご報告いたします。

概要

日時:平成30年3月9日(金)13:30~16:30

場所:市民活動プラザ星園(札幌市中央区南8条西2丁目)中会議室

参加者:26名

内容:

開会/情報提供「協働の基礎知識について」

環境省北海道環境パートナーシップオフィス(EPO北海道) 溝渕 清彦

演習「地域の課題解決のために協働をつかいこなそう」

フリーファシリテーター 伊東 かおり氏

情報提供「持続可能な社会づくりに向けた環境省事業について」

主催:

NPO法人北海道NPOサポートセンター

環境省北海道環境パートナーシップオフィス

☆詳細はこちらをご覧ください

 http://enavi-hokkaido.net/event/event_id/0000013003/

中間支援スキルアップ研修

今回の研修は、中間支援組織スタッフや協働に関わる行政職員、市民活動団体に所属している方を対象に、地域の課題解決のために協働をいかにして使うか、というテーマで開催しました。

開始に当たって、EPO北海道の溝渕から「協働」の言葉の由来や環境教育等促進法における定義等について情報提供を行いました。EPO北海道は平成25年度から29年度まで、環境省「地域活性化に向けた協働取組の加速化事業」において採択事業の伴走支援に携わりました。この5年間の集大成として、冊子「環境保全からの政策協働ガイド~協働をすすめたい行政職員にむけて~」が完成しましたので、皆さんにご紹介させていただきました。

「環境保全からの政策協働ガイド~協働をすすめたい行政職員にむけて~」

(制作:環境省地域活性化に向けた協働取組の加速化事業成果とりまとめタスクフォース)

演習「地域の課題解決のために協働をつかいこなそう」では、フリーファシリテーターの伊東かおりさんによる進行のもと、関係者の関わりを地図化した「関係者マップ」を使って、地域課題の解決を考えるワークショップを行いました。

まず初めに、個々人が現在、取り組んでいる「地域課題を解決するための活動」について、課題の内容や到達目標、関係者をワークシートに書き出しました。その後、グループで、一人ひとりの事例について共有し、検討する事例をひとつ選びました。

選んだ活動を「関係者マップ」に落とし込む前に、事例提供者以外のグループメンバーで、状況を聞き出すためのメンバー「問い」を付せんを用いて整理。この「問い」を使ってヒアリングを行い、現状を示す「関係者マップ」を作成した後、今後のあるべき連携・協働体制をグループで考えました。

グループのテーマは、例えば「うらほろスタイル ふるさとづくり計画」や「ペットの災害対策」、「三笠ジオパーク」など。様々な地域や分野から参加があったため、いずれも特色ある取り組みばかりでした。

最後に、ワークショップを振り返って、協働を進める際のポイントについてグループで話し合いました。「現状をしっかり理解すること」「協働にはコーディネーターが必要」「課題の終着点を明らかにする」等の意見がありました。

今回の研修は、NPO法人北海道NPOサポートセンターとの共催により、道内各地のNPO支援センタースタッフの皆さんにもご参加いただくことができました。皆さまに感謝いたします。

EPO北海道は、引き続き北海道の中間支援機能の向上を目指していきます。今後も、今回の演習や「環境保全からの政策協働ガイド」をベースとしたプログラムを実施していく計画です。ご関心をお持ちの方は、ぜひ一度、ご連絡いただければ幸いです。