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【参加報告】SDGs北海道アクション! SDGs連続セミナーその1基礎編

最近、SDGsに関心を持つ人が少しずつ増えています。そのような動きを踏まえて、SDGsに関心のある人たちが北海道で緩やかにつながりながらSDGsに関わる活動が広がっていくことを目指す「SDGs北海道アクション!」、そして「NPO北海道club」が主催の「SDGs連続セミナーその1基礎編」が6月15日(金)に札幌エルプラザで開かれました。

 

概要

■開催日

 2018年6月15日(金)

■会場

 札幌エルプラザ 3階ホール(札幌市北8条西3丁目)

■次第

 1.主催者あいさつ

   SDGs北海道アクション! 呼びかけ人 加納 尚明 氏

 2.講演「SDGsのいろは」

   RCE北海道道央圏協議会 事務局長 有坂 美紀 氏

3.SDGsでつながろう!活動プレゼン

   1.NPO北海道club

   2.北海道CSR研究会

   3.NPO法人北海道エンブリッジ

   4.札幌聖心女子学院中学高等学校

■主催等

 主催:SDGs北海道アクション!・NPO北海道club

 協力:RCE北海道道央圏協議会・NPO法人北海道NPOサポートセンター

内容

 初めに講演されたRCE北海道道央圏協議会の有坂さんは、SDGsの成り立ちや取り組み主体の多様性について紹介しました。SDGsの取り組みが広がるにつれて生じている企業や行政や市民団体などの「SDGsウォッシュ(世間からの評価を期待してSDGsに取り組みをしているように見せかけること)」についても指摘し、「『SDGsウォッシュ』によるSDGsへの信認低下を防ぐために、測定可能な目標を設定すべきだ」と強調しました。

ご自身の外国での体験についてもお話がありました。有坂さんは、2011年5月に東日本大震災の被災地に訪問しました。「メディアや周りの人から状況を聞いていたが、実際に行くことで衝撃の大きさが分かった」と言いました。地球の持続可能性について現状を直視するために中南米を訪問した際には「多様な生き物や文化に触れあい、地球の持続可能性は共有している価値観だと感じた」とお話されました。

質疑応答では、SDGsに関する取り組みの成果が分かりにくいことについて「取り組みをする際は、自己評価だけではなく情報公開をして(外部から)評価してもらうことが必要」と説明しました。

4団体による「SDGsでつながろう!活動プレゼン」では、SDGs達成に向けた様々な取り組みが発表されました。NPO北海道clubの宮沢さんは、東日本大震災のチャリティーイベント「つながろう北海道」や、古着の再利用「BRINGプロジェクト」について発表しました。北海道CSR研究会の上島さんは、多数の企業が集まり清掃活動を実施していることを発表しました。NPO法人北海道エンブリッジの浜中さんは、大学生と企業をつなぐ活動について発表しました。札幌聖心女子学院中学高等学校の生徒である須藤さん、東さん、芹沢さんは、アメリカ・ニューヨークにある国連本部へのツアー参加を通じたSDGsのお話や行動することの大切さなどの学習成果を発表しました。

会場には関係者を含む約180人が参加されたとのことです。EPO北海道は、今後もSDGsに関する最新情報を収集・発信することで皆様の一助になるよう邁進します。(渡辺)