【地域ESD拠点】NPO法人霧多布湿原ナショナルトラスト「農林水産大臣賞を受賞いたしました」
この度、NPO法人霧多布湿原ナショナルトラストは、2023年第31回フジサンケイグループ地球環境大賞農林水産大臣賞を拝受いたしました。ご支援いただいている個人、企業、団体の多くの皆さまに感謝申し上げますとともに、変わらず自然と人間が共存する「この湿原を未来の子どもたちに残す」活動へ邁進してまいります。
[受賞内容]
国内3位の広さを持つ北海道の霧多布湿原はラムサール条約登録湿地である。同
団体は「霧多布湿原を未来の子どもたちへ」をスローガンに、霧多布湿原の美し
い原風景と豊かな自然の恵みを後世へ残し、持続可能な地域社会構築を目指して、
湿原の保全と普及活動に取り組んでいる。
活動の3本柱は「湿原の民有地を買い取り、保全する“ナショナルトラスト運動”
(湿原の民有地や未利用地を取得し保護管理を行う環境活動)」、「霧多布湿原
のファンづくり」、「湿原の再生と保全のための調査研究」である。
同団体の設立は2000年1月設立だが、任意団体時代を含めると36年にわたり、全
国からの寄付と地域住民の協力を得ながら計 1,063haの湿原民有地を取得、保護
区化してきた。
ファンづくりでは、2005年から管理運営する「霧多布湿原センター」を拠点に環
境教育活動「きりたっぷ子ども自然クラブ」やエコツアー等を展開。
調査研究では、「湿原復元のためのモニタリング調査」や「市民と集める植物標
本収集事業」を進めている。また近年、土地所有者の高齢化等による管理放棄が
顕在化し、開発のおそれがある民有地が増加している。
同団体は、これらを重点的に監視しつつ湿原の未利用地を積極的に取得し、保全
を図っている。
※「第31回地球環境大賞 受賞者」より抜粋
https://www.sankei-award.jp/eco/jusyou/
☆詳しくはこちらをご覧ください
https://www.kiritappu.or.jp/newinfo/notice/2023/03/01/