日本生態学会第65回全国大会における自由集会「生態学の視点からポスト愛知目標を考える」の開催(札幌 3/14)
北海道札幌市で3月14日(水)に開催される第65回日本生態学会大会の自由集会において、生態学者、行政関係者、保全関係のNGO等を交えて、愛知目標の実施状況とポスト愛知目標の考え方について自由な議論の場とする「生態学の視点からポスト愛知目標を考える」を実施いたします。どなたでもご参加いただけますので、多くの皆様のご参加をお待ちしております。
生物多様性条約第10回締約国会議(2010年、愛知県名古屋市)で採択された、2011年から2020年までの生物多様性の世界目標である「愛知目標」の達成に向けた取組が、現在、国内外で行われています。その一方で、生物多様性条約第15回締約国会議(2020年、中国)で決定される見込みの次期目標「ポスト愛知目標」の検討プロセスに関する議論が開始されており、また一部のNGO等では内容に関する検討も開始されているところです。
このため、ポスト愛知目標について生態学の視点から自由に議論することを目的とした集会(自由集会)を、第65回日本生態学会大会(3月14~18日、札幌)において、以下のとおり開催します。
自由集会W17「生態学の視点からポスト愛知目標を考える」
開催日時
3月14日 (水)18:15-20:15
開催場所
札幌コンベンションセンター(札幌市白石区東札幌6条1丁目1-1)のI会場
集会の構成
[W17-1] 本集会の説明及びポスト愛知目標検討プロセス 大澤隆文(環境省)
[W17-2] ポスト愛知目標に係る総論 古田尚也(大正大学教授・IUCN日本オフィス)
[W17-3] 気候変動対策を兼ねた生物多様性の国際目標のあり方(生態系を活用した適応策及び防災減災を含む) 中村太士(北海道大学教授)
[W17-4] 持続可能な土地利用に係る国際目標のあり方 (里地里山を含む) 角谷拓(国立環境研究所主任研究員)
コメンテーター:中静透(総合地球環境学研究所教授)
※上記の発表の後、意見交換・質疑応答を予定。
集会ではW17-1でポスト愛知目標検討プロセスの説明をした後、W17-2からW17-4で具体的テーマを例示しつつ、ポスト愛知目標のあり方について講演を行います。その後、十分な時間を取って、これらのテーマ以外も含め、生態学の視点から見たポスト愛知目標のあるべき姿について、意見交換・質疑応答を行う構成とします。
どなたでもご参加いただける自由集会で事前申込も不要ですので、多くの皆様のご参加をお待ちしております。
なお、自由集会のみに参加する場合には、日本生態学会大会参加費は不要です。大会の詳細はhttp://www.esj.ne.jp/meeting/65/をご参照下さい。
連絡先
環境省自然環境局自然環境計画課生物多様性戦略推進室
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-8275
室長 中澤 圭一(6480)
室長補佐 尼子 直輝(6481)
室長補佐 大澤 隆文(6492)