行政(環境省)の環境情報

平成29年度エコチューニング事業者認定結果及び平成30年度エコチューニング技術者資格講習会日程の公表について

 環境省では、低炭素社会の実現に向けて、業務用等建築物の「エコチューニング」により削減された光熱水費から収益を上げるビジネスモデルの確立を目指しており、技術者資格認定制度・事業者認定制度の創設の準備等を行ってまいりました。平成27年度に、技術者資格認定制度・事業者認定制度を創設し、28年度から資格者及び事業者の募集を実施しています。
 この度、平成29年度のエコチューニング事業者の認定申請の結果がまとまりましたのでお知らせします。また、平成30年度技術者資格認定の募集を開始しますので、御案内いたします。

1.エコチューニングとは

 「エコチューニング」とは、低炭素社会の実現に向けて、業務用等の建築物から排出される温室効果ガスを削減するため、建築物の快適性や生産性を確保しつつ、設備機器・システムの適切な運用改善等を行うことをいいます。また、その運用改善とは、エネルギーの使用状況等を詳細に分析し、軽微な投資で可能となる削減対策も含め、設備機器・システムを適切に運用することにより温室効果ガスの排出削減等を行うことをいいます。

 エコチューニングは環境省の造語です。エコチューニングの認知度向上等の普及促進のため商標登録をしています(文字及びロゴマーク)。

2.エコチューニング認定制度について

 エコチューニングの制度を運営する事務局として「エコチューニング推進センター」が民間の資格制度・事業者認定制度として両制度を自立的に運営しています。

 環境省では、平成26年度から平成28年度まで「エコチューニングビジネスモデル確立事業」を実施し、同事業でとりまとめた「エコチューニング認定制度運営ガイドライン」に基づき、「エコチューニング推進センター 認定制度運営事務局」を公募により選定しました。

3.平成29年度エコチューニング事業者の認定

 エコチューニング認定制度における「事業者認定」を取得した事業者で、エコチューニングビジネスを主体的に担う事業者を「エコチューニング事業者」と呼びます。エコチューニングの実施能力(技術力、提案力)に加え、経営状況・法令遵守体制、エコチューニング技術管理者等の選任状況、マネジメントシステムの整備状況、関連・類似業務の実績などを評価し、認定されます。

 平成29年度は2度の事業者認定を実施し、新たに34事業者が認定されました。これにより全認定事業者数は107社となりました(平成30年3月1日現在)。詳細は、以下の「エコチューニング推進センター」のホームページをご参照ください。

 次回のエコチューニング事業者認定の募集は、平成30年6月です。なお、平成30年度の募集は2回を予定しています。 

4.平成30年度エコチューニング技術者資格講習会

 建築物の快適性や生産性を確保しつつ、設備機器・システムの適切な運用改善等を行うために必要となる専門的な知識・技術を有し、定められた要件を満たした上で修了試験等に合格し、認定を受けたものを「エコチューニング技術者」と呼びます。

 「第一種エコチューニング技術者」と「第二種エコチューニング技術者」の2種類の資格があり、「第一種」はエコチューニングの計画立案・指導等ができる資格、「第二種」は第一種エコチューニング技術者の指導に基づき現場で運用改善の実施等ができる資格となります。平成29年度は第一種117名、第二種294名が新たに認定されました。これにより全技術者数は第一種313名、第二種519名となりました。

 この度、平成30年度エコチューニング技術者資格認定の日程が公表されました。

 資格の申請期間は以下のとおりです。資格の概要・申請方法・講習会の日程・受講料等の詳細については、「エコチューニング推進センター」のホームページをご参照ください。

5.問い合わせ先

エコチューニング推進センター

電話 03-6806-7311 FAX 03-3805-7561

E-mail eco-tuning@j-bma.or.jp

 URL http://www.j-bma.or.jp/eco-tuning/

添付資料

連絡先
環境省地球環境局総務課低炭素社会推進室
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-8244
室長 木野 修宏(内線6740)
主査 野田 啓輔(内線6768)
担当 鈴木 允彦(内線6741)

 

引用:http://www.env.go.jp/press/105214.html