行政(環境省)の環境情報

災害・事故時の環境リスク管理に関する情報基盤の公開について

<国立研究開発法人国立環境研究所同時発表>

 1.この度、国立研究開発法人国立環境研究所環境リスク・健康領域の今泉圭隆ら研究チームは、災害・事故等に起因して化学物質の環境排出が起きた際に、情報基盤として利用可能なウェブサイト「D.Chem-Core -災害・事故時の環境リスク管理に関する情報基盤-」(以下「D.Chem-Core」という。)を構築し、公開しました。
 
2.D.Chem-Coreを活用することにより、災害・事故等に起因して化学物質の環境排出が起きた際に、行政担当者や専門家などが必要な情報を迅速に入手し、的確な対策が可能となることが期待されます。
 
3.今後、利用者として想定される地方公共団体の担当職員向けに講習会等を行うことにより、当サイトの普及を図って行く予定です。また、情報の蓄積やシステムの改良は継続的に実施し、掲載情報の充実を進めることで、より良い情報基盤にしていきます。
 
D.Chem-Core -災害・事故時の環境リスク管理に関する情報基盤-
https://www.nies.go.jp/dchemcore/
1. 研究の経緯
環境研究総合推進費による戦略的研究開発課題S-17「災害・事故に起因する化学物質リスクの評価・管理手法の体系的構築に関する研究」(研究代表者:国立研究開発法人国立環境研究所(以下「国環研」という。)企画部フェロー 鈴木規之)では、災害・事故時に環境排出される化学物質への対応力の強化に向けた研究を進めてきました。
この度、その成果の一部として、国環研環境リスク・健康領域の今泉圭隆ら研究チームは、災害・事故等に起因して化学物質の環境排出が起きた際に、情報基盤として利用可能なウェブサイト「D.Chem-Core -災害・事故時の環境リスク管理に関する情報基盤-」(以下「D.Chem-Core」という。)を構築し公開しました。
2.D.Chem-Coreの概要
D.Chem-Coreは、災害・事故等に伴い、環境中に化学物質が突発的に排出された場合に、行政担当者や専門家などが、必要な情報を迅速に収集することの支援を目的とした情報基盤です。当サイトの活用により、的確な対策が可能となることが期待されます。具体的には、①緊急時に対策が必要な化学物質を特定すること、②リスクの時間的・空間的及び質的な特徴を迅速に把握すること、また③実態解明のための手法を入手することなどが可能となります。

「D.Chem-Core -災害・事故時の環境リスク管理に関する情報基盤-」
https://www.nies.go.jp/dchemcore/
 
国立研究開発法人国立環境研究所報道発表ホームページ(同時発表)
http://www.nies.go.jp/whatsnew/2023/20230516/20230516.html
 
3. 今後の予定
今後、利用者として想定される地方公共団体の担当職員向けに講習会等を行うことにより、当サイトの普及を図って行く予定です。また、情報の蓄積やシステムの改良は継続的に実施し、掲載情報の充実を進めることで、より良い情報基盤にしていきます。
連絡先
環境省大臣官房環境保健部環境安全課
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8259
課長
小川 眞佐子
課長補佐
川原 志郎
担当
大原 光司
担当
原  安由子

引用:https://www.env.go.jp/press/press_01600.html