「海ごみゼロアワード2021」の結果発表について
なお、本内容は、本年(令和3年)10月6日(水)に都内で開催した「海ごみゼロアワード2021表彰式」において発表・表彰しました。受賞された取組は、プラスチック・スマート( http://plastics-smart.env.go.jp/ )を通じて、広く国内外に発信します。
選定方法
募集期間である、令和3年3月22日~同年5月20日に応募があった計276件から、外部審査委員による審議を経て選定
受賞者
賞 (奨励金) |
活動名 | 団体名 | 特筆点 |
最優秀賞 (100万円) |
Blue Earth Project | Blue Earth High School(兵庫県) |
・女子高生が運営するエコ啓発プロジェクト ・15年間で全国・海外併せて19ヵ所にて1000人以上の女子高生が参加 ・飲食店で海洋ごみ削減を伝えるキャンペーンや、エコ啓発イベントを企画・実施 |
日本財団賞① (25万円) |
プラごみ除去装置を生んだ3世代26年に渡る海洋環境教育 | 認定NPO法人オーシャンファミリー(他2者連名) (神奈川県) |
・1995年に開始した自然体験教室の卒業生と、子どもたちに自然教育を行う学校を運営 ・生徒の中にはプラごみ除去装置を考案し、特許を取得した学生もあり |
日本財団賞② (25万円) |
護海袋(ごみぶくろ)プロジェクト | 洲本市(兵庫県) |
・レジ袋兼ごみ袋の機能を持つごみ袋を広めるプロジェクト ・市内のスーパー等からレジ袋として商品を持ち帰った後は、市の指定ごみ袋と同様にごみ出しに使用可能 |
日本財団賞③ (25万円) |
長浜ゴミ0プロジェクト カワイイのぼり旗でゴミを無くそう | 愛媛県立長浜高等学校チーム530(愛媛県) |
・長浜港に海洋ごみ削減啓発ののぼり旗を設置するプロジェクト ・1週間おきにごみの量を分析し、のぼり旗がもたらす市民の行動変容を検証 |
日本財団賞④ (25万円) |
海をキレイにするビーチグラスの地域通貨 | ビーチマネー(静岡県) |
・海でゴミを拾う際にビーチグラス(元々はガラスの欠片)も集めてもらい、それらを地域通貨として使える仕組みを14年間継続 ・ビーチマネーとして使える加盟店は、日本全国、台湾、ハワイに約200店舗。集まったビーチマネーは、お店のスタッフが他の加盟店で使い、お金のように循環 |
環境大臣賞① (25万円) |
ORINASU –スクラップでビルド– | 株式会社ACALI(福岡県) |
・海ごみを素材に立体アート作品を制作するプロジェクト ・子供から大人まで海洋ごみ拾いから参加するワークショップ等も企業と連携して展開 |
環境大臣賞② (25万円) |
植物原料100%からつくられた生分解性使い捨て食品容器 | 株式会社折兼(愛知県) |
・本来廃棄されるバガス(サトウキビの搾りかす)から容器を作成 ・プラスチック使用量を削減するとともに、二酸化炭素の排出量削減にも貢献 |
環境大臣賞③ (25万円) |
生物多様性の保全を目指して「使い捨てプラスチック製品の廃止」 | 株式会社どうぶつ王国(兵庫県) |
・動物園内の使い捨てプラスチック製品を、紙製品や洗って再利用できる金属製品に切り替え ・売上げの一部を”野生動物の故郷を守る活動”に寄付するなどの仕組みを確立 |
環境大臣賞④ (25万円) |
瀬戸内海の海洋ごみ問題解決に向けての「自分事化」プロジェクト | 山陽学園中学校・高等学校 地歴部(岡山県) |
・中学、高校生の地歴部が実施 ・商業施設で海洋ごみ削減を啓発する展示会を実施 ・用水路のごみの現状を調査し、海へのごみのルートをマップ化 |
AEPW賞① (25万円) |
アップサイクルチャレンジ!! 海ごみは旅人 | アノミアーナ(福井県) | ・海ごみゼロアワード2020受賞団体と新たに連携し、若狭湾の海洋ごみから3種類のアップサイクル品を生み出す仕組みを確立 |
AEPW賞② (25万円) |
船でしか行けない浜辺の漂着ゴミとマイクロプラスチックも拾う | 一般財団法人E.Cオーシャンズ(愛媛県) |
・新聞社、テレビ局、行政、住民と連携した漂着ごみ拾い活動を30年以上実施 ・無人島での漂着ごみ拾いを開始し、漂着ごみ調査(瀬戸内海全域)も実施中 |
AEPW賞③ (25万円) |
おむ君のながい旅~海洋ごみのリサイクルで地域を啓発~ | 兵庫県立豊岡総合高等学校 インターアクトクラブ(兵庫県) |
・高校生が回収したプラステックブイをプランターにリサイクルする活動 ・公共施設やイベントへの寄贈と海洋ごみ問題の啓発運動 |
AEPW賞④ (25万円) |
容器ごみ削減につながるシェアリング容器サービス「Re&Go」 | NISSHA株式会社(京都府) |
・繰り返し使用できるテイクアウト容器のシェアリングサービスを確立 ・LINEを使用し、街中で簡単にリユース容器を使える仕組みを実現することで、利用者の選択肢を拡大 |
審査員特別賞 (20万円) |
散乱ごみ抑制と資源循環を促す飲料容器回収箱 ~進撃の回収BOX~ |
CHANGE FOR THE BLUE in大分実行委員会(大分県) |
・作者が大分県出身の人気漫画・アニメ「進撃の巨人」とコラボした空容器回収ボックスを制作 ・回収ボックスへの、ポイ捨てや一般ごみ投棄の防止を目指した |
※海ごみゼロアワードHP( https://uminohi.jp/umigomizero_award2021/ )でも結果を公開しています。
※受賞者への取材を希望される場合には以下の日本財団お問合せ先まで御連絡ください。
【日本財団事業に関するお問合せ先】
〒107-8404東京都港区赤坂1-2-2日本財団ビル
TEL: 03-6229-5131 FAX: 03-6229-5130 E-mail: pr@ps.nippon-foundation.or.jp
日本財団 海洋事業部 海洋環境チーム 吉野(080-4131-9946)高階(070-3623-9607)
連絡先
環境省水・大気環境局水環境課海洋環境室
- 代表03-3581-3351
- 直通03-5521-9025
- 室長山下 信(内線 6630)
- 室長補佐小林 豪(内線 6631)
- 主査米野 栄晃(内線 6639)