モーリシャス沿岸における油流出事故に対する環境省専門家派遣決定
三次隊は明日9月2日(水)に本邦を出発する予定で、現地では、マングローブ・サンゴ群集・野生生物や海水の水質・底質などの詳細な調査などを支援します。環境省として、人類全体の財産である生物多様性の危機に繋がる事態への対処を、全力でサポートする方針です。
1.派遣の趣旨
モーリシャスは、サンゴ礁などの生物多様性の宝庫であり、その恵みにより、漁業や観光を営み、経済を成り立たせている国です。今回の事故は、生物多様性の損失に繋がる重大な危機であり、モーリシャスにとってはコロナ禍に加えての打撃となり、死活的な影響を受けることになります。
環境省として、人類全体の財産である生物多様性の危機に繋がる事態への対処を、全力でサポートする方針です。
2.派遣体制
現地時間令和2年7月25日(土)にモーリシャス共和国沿岸で座礁した貨物船「WAKASHIO」による油流出事故に対し、同国政府からの要請を受け、我が国は、計6名からなる国際緊急援助隊(三次隊)を派遣することを決定しました。
以下のとおり、環境省からは3名の有識者を派遣します。
①東北学院大学名誉教授 宮城 豊彦(みやぎ とよひこ) 【マングローブ生態学】
②いであ株式会社技術顧問 藤原 秀一(ふじわら しゅういち)【サンゴ礁生態学】
③山階鳥類研究所保全研究室長 水田 拓(みずた たく) 【鳥類生態学】
3.スケジュール・活動内容
国際緊急援助隊(三次隊)は9月2日(水)に出発予定で、現地では、マングローブ・サンゴ群集・野生生物や海水の水質・底質などの詳細な調査などを支援する予定です。
<参考>8月19日に日本を出発した国際緊急援助隊(二次隊)として派遣された環境省2名・国立環境研究所2名
① 環境省水・大気環境局水環境課海洋環境室 室長補佐
堀野上 貴章(ほりのうえ たかあき)
② 環境省自然環境局自然環境計画課 課長補佐
羽井佐 幸宏(はいさ ゆきひろ)
③ 国立研究開発法人国立環境研究所生物・生態系環境研究センター センター長
山野 博哉(やまの ひろや)
④ 国立研究開発法人国立環境研究所地域環境研究センター 主任研究員
牧 秀明(まき ひであき)
連絡先
環境省水・大気環境局水環境課海洋環境室
- 代表03-3581-3351
- 直通03-5521-9023
- 室長山下 信(内線 6630)
- 室長補佐飯野 暁(内線 6631)
環境省自然環境局自然環境計画課
- 代表03-3581-3351
- 直通03-5521-8343
- 課長植田 明浩(内線 6430)
- 課長補佐木村 麻里子(内線 6492)
環境省大臣官房総務課危機管理室
- 代表03-3581-3351
- 直通03-5512-5010
- 室長久保 善哉(内線 7071)
- 係員内田 光俊(内線 7073)
引用: