北海道地方ESD活動支援センター

【開催報告】ESD北海道ユース・ダイアログ

4月20日(土)に、北海道学校ESD実践研究会と「ESD北海道ユース・ダイアログ」を共催しました。また、開催にあたりRCE北海道道央圏協議会にご協力いただきました。ありがとうございます。

概要

日時:2019年4月20日(土)15:00~17:30(開場14:30)
会場:北海道クリスチャンセンター 207号室(札幌市北区北7条西6丁目)
全体の参加者:30名
主催:北海道学校ESD実践研究会、北海道地方ESD活動支援センター
協力:RCE北海道道央圏協議会

プログラム:
・プレゼンテーション 日本ESDユース 青山 真弓さん
・トークセッション 日本ESDユース 青山 真弓さん、北海道大学大学院環境科学院 小路 楓さん
・ワークショップ
 1.自己紹介・プレゼンテーションの感想
 2.青山さんの話と自分の活動とのつながり
 3.参加者からのテーマ提案

内容

最初に日本ESDユースのメンバーである青山さんから、日本ESDユース・コンファレンスの様子や、所属されていた京エコロジーセンターでの活動などを発表いただきました。青山さんから、ESDユース・コンファレンスでは、研修の中で参加者自身が取り組みたいプロジェクトを提案し、その後実際にプロジェクトに取り組み、成果を報告会で発表するというものだと説明がありました。

トークセッションでは、青山さんと北海道大学大学院環境科学院の小路さんの対談が行われました。小路さんから青山さんへ「ESDユース・カンファレンスは、誰が何のためにやっているのか?」など質問し、それに対して青山さんから「日本ESDユース・コンファレンスは、ユースを育てることを目的に文部科学省などが主催しており、ESDをキーワードに自分の取り組みについてもう一歩進みたい人たちが集うコミュニティである」と回答がありました。

次に、プレゼンテーションとトークセッションをふまえて、参加者でのワークショップ(マグネットテーブル)を行いました。1つ目のラウンドでは、自己紹介とプレゼンテーション・トークセッションの感想をグループ内で交流しました。2ラウンドでは、グループメンバーを変えて、「青山さんの話と自分の活動とのつながり」について交流しました。3ラウンドでは自身が関心をもつことや参加者と対話したいテーマを募りグループを作り交流しました。

参加者から提案されたテーマは「SDGs・ESDを自分事化するにはどうしたら良い?」「高校生のコーヒーとの関わり方を教えてほしい」「家庭教師にできるSDGs・ESDの取り組み」「生物多様性についてみんなで話せる場づくり」「小学生にSDGsをわかりやすく伝えるためにはどうしたらよいか?」「つながりの場をつくるには?ソフトスキルについて」と多岐にわたり、それぞれのグループで実現のためのアイデアを話し合いました。グループで話し合っている際、様々なアイデアや課題などが出ているのが見受けられました。このワークショップで、あらゆる立場の参加者が自身の考えを共有することができました。また今まで持っていた視点とは異なる視点からテーマについて考えることができました。

ユース・ダイアログを終えて、参加者からは「ESD・SDGsについて知ることができて良かった。これからも自分事としてつなげていけたらと思う」「異なる立場の人達が集まることで一つのテーマを話すにしても、テーマの内容が広かったように思う」「実際にESD関係で働いている方の話を聞けて面白かった」など、感想をいただきました。

今回の場は、ESDユースとして様々な活動をしていきたい人や関心事がある人など様々な方が参加し、活発な意見交換ができました。また、ユースダイアログに関心をお持ちのオブザーバーの参加も多数見られました。今後、ESDに限らず、ユースの取り組みを共有できる場を創り出していけたらと思います。

ご参加された皆様、関係者の皆様、大変ありがとうございました。(福田)