地域循環共生圏プラットフォームづくり事業

羽幌町・天売島(てうりとう)の海鳥と自然環境を守りたい!(ガバメントクラウドファンディング)

北海道北部、日本海に面した羽幌町の沖合にある天売島は、ウミガラス(オロロン鳥)をはじめ、ケイマフリやウトウなど8種類、約100万羽の海鳥が繁殖する「海鳥の楽園」ですが、近年になり一部の海鳥が減少しています。本プロジェクトは、地域の宝である海鳥を守るため、海鳥を取り巻く地域の自然環境や生物多様性を、多くの人が参加して守る仕組みを作るものです。

そのための具体的な取り組みとして、天売島の自然環境と生態系の保全、シーバードフレンドリー認証制度、海洋プラごみの削減、環境教育を進めたいと考えています。

北海道の北西部、日本海に浮かぶ天売島は、「オロロン鳥」と呼ばれて親しまれているウミガラスや、赤い足が特徴のケイマフリ、夜になると一斉に魚をくわえてヒナの待つ巣穴に戻ってくるウトウなど、8種類、約100万羽の海鳥が子育てのために集まる、海鳥の楽園です。また、漁業が盛んな有人島で、昔から人と海鳥が共に暮らしてきた島でもあります。

しかし近年になり、一部の海鳥の生息数が減少しています。

羽幌町のシンボル的存在であるウミガラス(オロロン鳥)は、1960年代に約8,000羽が生息し、繁殖期になると繁殖地である岩棚にぎゅうぎゅう詰めになって子育てをする姿が見られていましたが、漁網への混獲(対象魚種以外の生物が掛かってしまうこと)や、エサとなる魚の減少、外敵の増加など様々な原因で激減し、一時は10数羽まで減少しました。

現在は、環境省などが中心にウミガラスのデコイ(模型)や鳴き声を流す装置などを使った保護活動を行っていて、今年ようやく100羽を越えるまでに回復しました。しかしながら、まだ安定して繁殖できる数には回復していないため、今後はウミガラスが安心して暮らせる環境を残していく必要があります。

また、ウミガラスだけではなく、ケイマフリやカモメの仲間のウミネコなど、他の海鳥も減少しています。本プロジェクトは、地域産業や人の暮らしを含めて、地域内外の多くの人が天売島の海鳥と海鳥を育む自然環境保全に参加できる仕組みを作り、海鳥が後世に渡って安心して暮らせる環境を残すことを目指します。

羽幌町のプラットフォーム事業を支援し、世界に誇れる自然環境を後世に残すためのクラウドファンディング。どうぞご協力をお願いします。

引用:https://www.furusato-tax.jp/gcf/2032