本年3月に策定いたしました「食料・農業・農村基本計画」について、「食料の安定供給の確保に関する施策」について御紹介いたします。
「後始末より未然防止」の考え方を基本とした、国際的な枠組みによるリスク管理など食品の安全を確保するための取組や、食品表示情報の充実や適切な表示の推進など消費者の信頼を確保するための取組を進めるとともに、食育や国産農産物の消費拡大、「和食」の保護・継承等の取組を推進することとしています。
また、農業や食品産業が新たな需要の取り込み等を通じて健全に発展するため、六次産業化、農林水産物・食品の輸出、食品産業の海外展開等の取組を促進することとしています。さらに、総合的な食料安全保障の確立を図るため、食料の安定供給に係るリスクの定期的な分析、評価や、不測時の具体的な対応手順の整備等を進めることとしています。