行政(環境省)の環境情報

令和5年度クールビズについて

1.室温の適正化とその温度に適した軽装などの取組を促す「クールビズ」については、長年の実施により社会慣習として定着していることや現下の気候等を踏まえ、ここ東京においては、毎年、5月1日~9月末までの期間で集中的に実施いただくよう、国民の皆様に呼び掛けていきます。 

2.国民の皆様におかれましては、日々の気温や仕事環境等に応じて、適正な温度での空調使用と各自の判断による快適で働きやすい軽装に取り組んでいただくようお願いします。
 
3.また、TPOに応じた服装の自由化や、サステナブルファッションの積極的な選択についても、「クールビズ」に合わせて是非実践をお願いします。 

4.さらに、夏本番に先立ち、明日から運用が始まる熱中症警戒アラートの活用やエアコンの適切な利用など、熱中症予防についても対策をお願いします。

1.概要

 クールビズは、適切な温度での空調使用と各自の判断による快適で働きやすい軽装に取り組んでいただくことで、多様で柔軟な働き方にも資する省エネ・省CO2を図るものです。
 長年の実施により社会慣習として定着していることや現下の気候等を踏まえ、ここ東京においては、毎年、5月1日から9月末までの期間で、集中的に呼び掛けを行ってまいります
 日々の気温、それぞれのワークスタイルや仕事環境等に応じて、適正な温度での空調使用と各自の判断による快適で働きやすい軽装の取組をお願いいたします
 
 また、昨年10月に立ち上げた「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動」においては、「新しい豊かな暮らし」に向けた個別アクションとして、若者含めた全世代が働きやすい服装を選べる「オフィス服装改革」(TPOに応じた服装の自由化)を呼びかけるとともに、クールビズ×サステナブルファッション熱中症予防といった各種のキャンペーンを展開するなど、衣食住のあらゆる局面で国民・消費者の行動変容、ライフスタイル転換を促し、脱炭素につながる豊かな暮らし創りを官民連携で進めています。
 
【クールビズとは】
 地球温暖化対策の一環として、平成17(2005)年度から政府が提唱する、過度な冷房に頼らず様々な工夫をして夏を快適に過ごすライフスタイル。
室温の適正化とその温度に適した軽装などの取組を呼び掛けています。軽装以外の取組としては、省エネ型エアコンへの買換え、西側の日よけのブラインド、日射の熱エネルギーを遮蔽する効果がある緑のカーテンなどを推奨しています。
 
【脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動】
 2050年カーボンニュートラル及び2030年度削減目標の実現に向けて、暮らし、ライフスタイルの分野でも大幅なCO2削減が求められます。
 そこで、国民・消費者の行動変容、ライフスタイル変革を促すため、衣食住にわたる国民の将来の暮らしの全体像「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしの10年後」を明らかにし、具体的なアクションを提案するとともに、自治体・企業・団体等の参加の下、脱炭素化による豊かな暮らし創りに向けた取組を展開し、新たな消費・行動の喚起とともに、国内外での脱炭素型の製品・サービスの需要創出にもつなげていきます。
https://ondankataisaku.env.go.jp/cn_lifestyle/

2.クールビズ 知っておいていただきたいポイント

 ○ クールビズは気温に合わせた柔軟なライフスタイル
 
熱中症予防の観点も踏まえ、冷房時の外気温や湿度、建物の状況、体調等を考慮しながら、無理のない範囲で、冷やしすぎない室温管理の取組をお願いします。大切なのは、無理せず、かつ過度な冷房に頼らないことです。
 
 ○ 健康につながるクールビズ
 
平成19(2007)年に「猛暑日」が設定され、平成30(2018)年には、日本の観測史上最高気温(埼玉県熊谷で41.1℃)を更新、令和2(2020)年も(静岡県浜松で41.1℃)同最高気温を観測するなど、年々暑さが増しています。
 こうした中、外気温と室温との差が大きいと、体の自律神経やホルモンバランスを崩しやすくなったり、冷えに慣れて汗をかかないでいると、汗腺が退化して、体温調整機能が働かなくなってしまうなど、健康への影響を指摘する専門家もいます。暑くなってきているからこそ、体にやさしい、地球にやさしいクールビズを実践する意義が高まっています。
 
 ○ 熱中症予防について
 
国内の熱中症死亡者数は増加傾向が続いています。夏本番に先立ち、熱中症に気をつけることも必要です。日頃から暑さ指数(※)を確認いただくとともに、熱中症警戒アラートの発表時は、不要不急の外出は避ける、エアコン等を使用するといった熱中症予防行動をとっていただくことが重要です。
 
 ※暑さ指数については環境省熱中症予防情報サイトから確認いただけます。 https://www.wbgt.env.go.jp/heatillness_rma_portal.php

3.クールビズ 環境省による情報発信

 ○ クールビズサイト
  ・クールビズに関する情報を掲載しています。
   https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/coolbiz/

 ○ ダウンロードポスター
  ・クールビズポスターのデータを、以下よりダウンロードできます。 
   http://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/tool.html

4.各業界における取組事例

 ○ 一般社団法人 日本百貨店協会との連携
 日本百貨店協会では、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、脱炭素型ライフスタイルへの転換を衣・食・住の様々な商品を通じてお客様に呼び掛けます。また、クールビズの実施により、熱中症対策への呼びかけも行います。
 
 ○ 日本チェーンストア協会での取組
 
日本チェーンストア協会では、環境対策や節電の継続の重要性の両面からクールビズに協力し、会員企業の店舗内の空調の適正な温度設定を実施します。お客さまに御理解をいただきながら、従業員の夏の軽装の実施やお客さまへの暑さ対策の提案などを通じて、ライフスタイルの変革を呼び掛け、クールビズの周知に取り組みます。
 
 ○ 一般社団法人 日本フランチャイズチェーン協会での取組
 
日本フランチャイズチェーン協会では、地球温暖化防止及び節電対策に貢献するため、会員企業に対してクールビズの取組を呼び掛けています。会員企業では“店内を適正温度に設定”“ユニフォームの軽装化”など、各企業がそれぞれの取組を行う予定です。
詳細は日本フランチャイズチェーン協会ホームページに掲載
  (https://www.jfa-fc.or.jp/particle/499.html)
 

連絡先

環境省地球環境局地球温暖化対策課脱炭素ライフスタイル推進室
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-8341
室長 井上 雄祐
室長補佐 井上 昇
室長補佐 酒井 良文
担当 渡部 一樹
担当 林 晃平

 

引用:https://www.env.go.jp/press/press_01503.html