行政(国土交通省)の環境情報

「次世代船舶の開発」プロジェクトに関する研究開発・社会実装計画を策定しました

国土交通省は、グリーンイノベーション基金を用いて実施予定の「次世代船舶の開発」プロジェクトの内容をまとめた研究開発・社会実装計画を策定しました。

1.背景・趣旨
 2050年カーボンニュートラル目標に向けて、令和2年度第3次補正予算において2兆円の「グリーンイノベーション基金」が国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)に造成され、官民で野心的かつ具体的な目標を共有した上で、これに経営課題として取り組む企業等に対して、10年間、研究開発・実証から社会実装までを継続して支援していくこととしています。
 基金の適正かつ効率的な執行に向けて、経済産業省の産業構造審議会グリーンイノベーションプロジェクト部会において、「分野別資金配分方針」が決定されました。同方針を踏まえ、同部会の下に設置された分野別ワーキンググループが、基金で実施するプロジェクトごとの優先度・金額の適正性等を審議した上で、担当省庁のプロジェクト担当課室が、各プロジェクトの内容を「研究開発・社会実装計画」として策定し、順次公募を開始していくことになっています。
 国土交通省海事局では、産業構造転換分野ワーキンググループでの議論と、パブリックコメントに対して提出された意見を踏まえ、本日、「次世代船舶の開発」プロジェクトに関する研究開発・社会実装計画を策定しました。

2.「次世代船舶の開発」プロジェクトに関する研究開発・社会実装計画の主な内容

  • 水素を燃料とする舶用エンジン燃料タンク燃料供給システムを開発し、2030年までに水素燃料船の実証運航を完了することを目指す。
  • アンモニアを燃料とする舶用エンジン燃料タンク燃料供給システムを開発するとともに、舶用アンモニア燃料供給体制を構築することで、2028年までのできるだけ早期にアンモニア燃料船の商業運航の実現を目指す。
  • LNG燃料船から排出される未燃メタンの削減技術を確立し、2026年までに削減率60%以上の実現を目指す。

3.今後の予定
 近日中に、NEDOが「次世代船舶の開発」プロジェクトの公募を開始する予定です。

添付資料

報道発表資料(PDF形式:147KB)PDF形式

研究開発・社会実装計画(概要)(PDF形式:222KB)PDF形式

研究開発・社会実装計画(本文)(PDF形式:1,873KB)PDF形式

パブリックコメントの結果(PDF形式:45KB)PDF形式

パブリックコメントの御意見概要及び回答(PDF形式:47KB)PDF形式

お問い合わせ先

【プロジェクトの詳細について】 国土交通省海事局海洋・環境政策課 田中、伊藤
TEL:03-5253-8111 (内線43-902、43-924) 直通 03-5253-8636 FAX:03-5253-1644
【基金全体について】 経済産業省産業技術環境局環境政策課カーボンニュートラルプロジェクト推進室 田村、難波
TEL:03-3501-1511 (内線3344) 直通 03-3501-1733 FAX:03-3501-7697

 

引用:https://www.mlit.go.jp/report/press/kaiji07_hh_000198.html