Fridays for Future Japanキャンペーン【 #私たちの未来を奪わないで 】日本政府は今すぐ本気の気候変動対策をとってください。
私たちFridays for Future Japan (以下FFFJ)は、気候変動を止めるための若者のムーブメントです。
このたび日本政府に、より踏み込んだ対策を求めて署名を集めることにしました。(English)
気候危機はもう始まっている
近年、世界中で洪水・干ばつ・森林火災・海洋生態系の破壊など、気候変動による自然災害への影響は明らかで、それらにより毎年2150万人もの人々が移住を余儀なくされています。※1
2019年、オーストラリアで起きた森林火災では、コアラをはじめとした約30億もの動物が犠牲になったことを知っていますか?※2
数十年に一度の豪雨災害が日本で毎年のように起きているのはなぜでしょうか?※3 多くの命が奪われ、住宅や建物が破壊されているのに、このままでいいのでしょうか?
このままだと、世界中で今以上に大規模な災害が増え、食糧危機や安全な土地・資源を巡る争いがより深刻化します。これ以上の犠牲を出さないためにさらなる対策を取る必要があります。
迫り来るタイムリミット
気候変動は、気温上昇が一定レベルを超える(産業革命時からの世界平均気温上昇が1.5度を超えてしまう)と何をやっても歯止めが効かなくなることが予想され、すでに2016年時点で1.0度以上気温が上昇しています。
また、観測史上最も世界平均気温が高かった年、上位5つは、全て直近5年間です。※4
日本の気候変動対策は全く十分でないといわれています。世界中の国が日本と同じ程度の対策しかとらないと、気温上昇は3度以上になり、気候変動の影響がより猛烈なものになります。※5
今すぐ対策をとらないと取り返しがつかなくなります。だからこそ日本でも本気の気候変動対策を実施するべきです。
問題だらけの気候変動政策
気候変動によって、地球上のすべての人々が平等な被害を受けるわけではありません。特に女性や貧困層、また、未来を生きる若者が大きな被害を受けます。※6
しかし、日本のエネルギー政策の重要な会議のメンバーは、平均年齢65才、約3分の2が男性です。そこでは、気候変動の被害を無視し、火力発電を使い続ける政策を打ち出しています。
これらの会議は私たちの未来を左右する意思決定の場です。
将来、甚大な気候変動のリスクを背負って生きなければならない私たち、若者の意見を反映するべきではないでしょうか?
以上のことからFFFJは、「気候変動を食い止め、全ての人がその影響から公平に守られる世界を実現する」ために、以下の3つを求めます。(詳細)
(1)1.5度目標の達成と早急な対策の実施
(2)公正な政策決定のプロセス
(3)若者の意見の尊重
私たちFFFJは、気候変動を食い止めるために活動しています。(https://fridaysforfuture.jp/)
残された時間はわずかです。今、行動を起こしてください。
出典(2020/8/14閲覧)
※1 UNHCR
※2 NHK
※3 西日本新聞
※4 NOAA
※6
<女性> BBC INDEPENDENT