政策コミュニケーション

「旭川市地球温暖化対策実行計画(案)」パブコメワークショップ開催速報

 平成27年6月5日(金)に開催されたパブリックコメント・ワークショップには、19人の方がご参加いただきました。誠にありがとうございました。ワークショップでは「旭川市地球温暖化対策実行計画(案)」(区域施策編)の「概要版」や、「第4章 削減目標達成のための対策・施策」、「第5章 計画立案・推進体制・進捗管理」について、模造紙への書き込みや、コメントを出し合いましたので、その一覧を以下に掲載します。ページ番号は「旭川市地球温暖化対策実行計画(案)」に対応しています。また「○」は「その意見が最も重要だと考えた参加者がいた」ことを示すものになっています。主に書き込みから起こしたものであるため、一部、解釈が難しい内容や作業上の不備もあると思いますが、皆さんがパブリックコメントに取り組む参考になれば幸いです。

「旭川市地球温暖化対策実行計画(案)」パブリックコメントWS 開催概要はこちら

 http://epohok.jp/katsudou/epo_activity_info/esd_propulsion/393

 

「旭川市地球温暖化対策実行計画(案)」(区域施策編)パブリックコメントについてはこちら

 ※締切 6/19(金)

 http://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/files/newenergy/pub_c/pc_top.htm

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●概要版

「現況推計・将来推計(第2章、第3章)」

・他世帯住宅化を進める

・温室効果ガス排出量民生部(業務+家庭)2010年比率が50%以上であり、2020年には排出量が増加するのは家庭部門の増加(世帯数の増加)である。

・民生家庭部門の予測は1世帯当たりのエネルギー消費から推計(24P)→13PのCo2排出量との

・産業や業務部門は本当に2020年には増えないのか?(実感が湧かず市民感覚とのズレがある?)

「削減目標(案)(第3章)」

・温暖化とCo2の相関関係を知りたい。それが一番の原因なのか。

「対策・施策・想定削減量(第4章)」

・想定削減量はそれぞれ、現在の値を書いた方が良いのでは?

・カーシェア、オンデマンド交通を充実して欲しい

・市民、事業者、市の協働の部分では家庭エコ診断を導入しては?(削減目標を書く)

「市民・事業者・市の役割と行動(第5章)」

・市民の役割について、計画停電にあえて挑戦する

・市民が取り組むメリット(楽しさなど)が見えるような表現ができないか

・市の役割では、残業しない!

・緑化・森林整備では里山植樹を市民サイドで活発に!

・市民や事業者の協力を広げるための具体的な施策をもう少したてられないか?たとえば市役所と市民や事業者との協働事業の拡大等

・以前は営林署があったけれど現在はどの部署が担当しているのか?

 

●第4章 削減目標達成のための対策・施策について

●33ページ 

・公共交通期間の利用促進について、市電を復活したらよいのでは?

●35ページ

〇市の追加施策には数値目標を書けば、毎年度、評価して改善していくことができる。全部は難しいが、人口が減るS係数が帳消しになる。税金を使うので、太陽光の負担、市外へ流失しているお金を市内でまわすことによる経済効果が測れるのではないか。

・各削減コストと市内への経済効果を推計して示せれば関心が高まるのでは?

〇方針ごとの削減目標が示されているが、もっと詳細に、施策ごとの具体的な削減目標があると良いのではないか。市民の皆様にもわかりやすいのではないか。

●36ページ

〇旭川市が工事が多く、これによる環境破壊が気になる。建築・設備の省エネルギー推進を手厚く進め手欲しい。

・旭川は街灯が少なく、夜は危険。エコで効率よく安全なまちづくりを。

●37ページ

・自転車、公共交通の利用促進について、公用車・社用車に自転車利用をすすめる(シェアサイクルなども)。

〇駐輪整備も大事だが、歩道を走っていた自転車が歩行者とぶつかって、車道をはしるべきになってしまった。自転車道についてもきちっとした整備がないと動けないないと思う。

〇自転車にとって車道の路側帯は怖い。札幌には自転車専用道路エルフィンロードがある。北広島から白石までつながっていて走っていても楽しそうである。自転車道の整備を進めてほしい。

・川を公共交通で活用できないか

●38ページ

・使用していない家電はコンセントから抜く

・処理施設の運用管理について、下水は汚泥活用で産業化を考えてはどうか。

●39ページ

・イベント、環境学習による地球温暖化対策の啓発活動について、市内のNPOなどと協力して長期的に活動できる仕組み作りを

・地域を市内に限定せずに広域での取り組みも必要

・様々な施策もそうだが、個人の危機感を高めることが必要

●第5章 計画立案・推進体制・進捗管理

●42ページ

・業者は販売段階でもっとエコをPR

〇エネルギーの地産地消はとても良いことだと思う。その一方で、太陽光発電では電磁波の問題はないのか?

●45ページ

〇集合住宅の整備とコンパクトシティの推進、小さなコミニティで創エネを。

〇子どもがいない世帯など、集合住宅のほうがコストが少なく、近年の集合住宅は快適である。また、ビッグデータを収集することで、対策の効果や改善策の検討にも活かすことができる。

●46ページ

・補助金が欲しい

●47ページ

〇こじぇねは積極的に導入すべき。温室効果ガスは実感としてわからない。農業における温暖化は果物、コメの食味が良くなるなどの話がある。冬気温があがれば、雪が少なくり、旭川市の問題が良くなるのではないか。旭川の独自性が見えるよう、なぜ、CO2削減が必要であるのかPRが必要である。施策を進めるうえで情報交換が必要ではないか。

●48ページ

〇里山・公園の植樹活動をすでに行っている市民団体がある。こうした動きが各地域に普及するとよい。市民への啓発になる良い手段ではないか。

〇自転車の利用促進はここでは触れないのか。通勤ぐらいは自転車の利用をしたいが、国道の利用は危険である。公共交通や自転車の利用が大切だと思う。

〇健康管理として歩くことなども環境につながっている。1つで二度おいしい利点が必要である。地球温暖化対策について、人やもの、金が集まる工夫、見せ方ができると面白い。

・エコ定期券の発想が良いと思う

・バスの便数が少なく利用しづらくなっている

●49ページ

・次世代自動車も良いが、そもそも自家用車の使用を自粛しよう

・高齢化社会に向けた公共交通のあり方を見直す

・環境に考慮した都市開発の推進どうについては、コンパクトシティ、地域別創エネを。

●50ページ

・森林、木材の利用について、旭川は木のイメージなので、木の利用(バイオマスなど)検討できるのでは。

●51ページ

・自宅で堆肥化ではなく、市として堆肥化できるシステムを考える

・自宅に駐車場を作る家庭は多いが、庭を作る家庭は少なくなってきていると思う。

●53ページ

・第4章での方針(協働によるイベント等普及啓発)の具体的な施策が5章で示されていない。協働の仕組みがあれば。

・各家庭で太陽光発電をするための資金は?

●54ページ

・各マンションやビルに太陽光発電などの設置を働きかけては。

●55ページ

・庁内推進体制について、他部局の施策による削減のカウントもしては。

・普及啓発事業等の実施については、市の推進センターや推進員制度を検討しては?

〇いくつもある大学などの教育機関・学生との連携ができると良い。若者の力、将来の世代と、地球が大変なことになっていたら困るので、一緒にやれるといい

〇環境にかかわることを、思った人と考えているだけでは意味がない。大学の教育機関の人と広めていきたい。サークルも多いのでそこから広がるのではないか。

・市民委員会や町内会で打ち合わせを行う

・専門家グループがいると良い

以上