【参加報告】歴史教材「しこつの500年」体験会
【参加報告】歴史教材「しこつの500年」体験会
平成30年1月11日(木)に北海道学校ESD実践研究会が主催した、「歴史教材「しこつの500年」体験会」に参加しましたので、簡単ではございますが内容を報告します。
概要
日時:2018年1月11日(木) 18:30~20:15
場所:札幌市環境プラザ 環境研修室1(札幌市)
次第:
1.開会
2.教材体験(模擬授業)
「しこつの500年」を体験する
講師:北広島市立西部中学校教諭 渡辺 圭 氏
3.ふりかえりと教材開発の視点についての話し合い
4.閉会
主催:北海道学校ESD実践研究会
内容
北広島市立西部中学校教諭の渡辺氏が「しこつの500年」を体験するというテーマで教材体験(模擬授業)を行いました。この教材は、千歳市周辺地域の近代史を体験的に学ぶものです。
始めに、アイヌ語地名の呼び名や狩猟用具の使い方のクイズを行いました。次に、グループで役割を決めてロールプレイ形式の学習を行いました。ロールプレイ形式の学習は、セリフを読み、説明に沿いながら地図上の動物などのカードを移動させます(下図参照)。そのことで、アイヌの人たちの暮らしが和人の開拓の進展で変わっていく過程が分かります。
※「しこつの500年」の教材は、以下のサイトからダウンロードできます。
『続・先住民族とESD』13ページ
http://www2.rikkyo.ac.jp/web/esdrc/products/product2.html
教材体験後、渡辺先生から講義を受けました。国連で「先住民族の権利に関する宣言」が2007年に採択されました。内容は、世界の先住民族の生存、尊厳や福祉の最低限度の基準を定めたものです。(http://www.un.org/esa/socdev/unpfii/documents/DRIPS_japanese.pdf)
グループで、世界で行われている先住民政策を参考にして、先住民族の権利を回復・保持する政策について話し合いを行いました。
貴重な機会を提供くださった北海道学校ESD実践研究会の設楽正敏先生、本学習をご担当いただいた北広島市立西部中学校の渡辺圭先生に心から感謝申し上げます。(渡辺)