【参加報告】国連・持続可能な開発目標-SDGs- 北海道の地域目標をつくる~誰も取り残されない社会に向けて~(第6回) テーマ4 持続可能なエネルギー
平成28年6月25日(土)には、NPO法人さっぽろ自由学校「遊」さんが主催する「北海道の地域目標をつくる~誰も取り残されない社会に向けて~」に参加しましたので、簡単ではございますが報告します。
今回のテーマは「持続可能なエネルギー」。前半は、エネルギー分野で活躍されている、
・北海道エネルギーチェンジ100ネットワーク 宮本尚さん
・一般社団法人北海道再生可能エネルギー振興機構 田原沙弥香さん
から日本のエネルギー政策や現状、課題点、また道内の動向や北海道の同規模の面積と人口を持っているデンマークの取り組み、自然エネルギーに関連したネットワークづくり経緯についてお話しいただきました。
後半はグループに分れて、グループ内の参加者で話し合いをしながら2030年までの北海道のエネルギー目標について参加者一人ひとりが考えました。
【参加者からでた2030年までの北海道目標】
- 地域、一般住宅地産自然エネ30%
- 北海道を自然エネルギー特区に!
- 北海道を自然エネルギー100%の島に!
- 人の多様性を活かしあう島に!
- 地域、自治体単位の再エネ供給を促進する(30%)
- 治山治水を兼ねた小水力発電を普及する
- 市町村が民間事業者に適正稼働宣言
- 資源枯渇対象部の資源循環経済循環を実現
- 豪雪、雨、風の以上資源の有効活用
- 地下のヒートポンプ熱の活用
- エネルギーの地産地消をすすめる
- コンビニの深夜営業をやめる
- 自動販売機の撤廃
- 核の平時利用(原発)の禁止
- 自家用車に依存する交通からの転換
- 再エネの割合を30%に、そのうちの30%の蓄電能力を実現
- エネルギーを必要以上に使わない生活を維持しつづける(個人的にも社会的にも)
- リスクを分けあう
- 地元産エネルギー(電気・熱)を選べる自治体を道内で30%に
- エネルギーで地域の雇用をふやす
- 自治体で再エネ宣言100%
- 地域政策にエネルギーの地産地消を総合政策に組み込むこと
- エネルギーの地産地消を高める(意識改革)
- 北海道が原発のない自然エネルギー大国に
- サムソ・エネルギーアカデミーにならってオホーツクエネルギーアカデミー(人材育成プログラム)
- 20年で世界中にインターネットがひろまったように、電力もローカルネットワークで
- 各市町村でエネルギー自給計画を作る
- まともなエネルギーコンサルタントがいくつかできる(5年以内)
- とりあえず第一次産業はバイオマス小水力風力太陽光で100%自給
- 温泉水のもつ熱を○○%以下にする
- エネルギー効率を高める研究所をつくる(10年以内くらいに)
- 各家庭で電力の自給自足を増やす
- 市町村や各家庭、事業所に再エネ危機を導入
- 再エネの技術者育成 海外や道外から受入・交流
「エネルギー」に触れない日はないぐらい、エネルギーは私たちにとって身近な存在です。今回もエネルギーを自給自足にすること、供給源を地域単位などで分散すること、北海道には自然エネルギーのポテンシャルが多くあることなど重要な視点が共有されました。
自然豊かな北海道が、自然由来のエネルギーと共存できるように私もできることから初めてみます。(大崎)