EPO活動情報

【参加報告】環境カウンセラー研修

 12月1日(金)に環境省が主催した、北海道地区の環境カウンセラー研修に参加しました。午前の部は公開で行われ、札幌市環境局環境都市推進部環境計画課調査担当係長の佐竹氏が「SDGsって何だろう? なぜ、国、自治体、企業が取り組もうとしているのか」というテーマで基調講演を行いました。午後の部は環境カウンセラーの皆さんを対象に、環境省北海道環境パートナーシップオフィス(EPO北海道)の溝渕が「SDGsについて、ともに考えるファシリテーション技術」というテーマで講義と実習を行いました。

概要

日時:2017年12月1日(金) 10:00~16:45(開場9:30)

場所:札幌市環境プラザ 環境研修室1・2(札幌市)

次第:

1.開会・オリエンテーション

2.基調講演「SDGsって何だろう?-なぜ、国、自治体、企業が取り組もうとしているのか-」

札幌市環境局環境都市推進部環境計画課 調査担当係長 佐竹 輝洋 氏

3.休憩

4.講義と実習「SDGsについて、ともに考えるファシリテーション技術」

北海道環境パートナーシップオフィス 溝渕 清彦

5.閉会式(修了証交付)

主催:環境省北海道地方環境事務所

企画・運営:NPO法人北海道環境カウンセラー協会

協力:札幌市、札幌市環境プラザ(指定管理者:公益財団法人さっぽろ青少年女性活動協会)

後援:公益財団法人北海道環境財団

 

研修内容

 午前の部では、札幌市の佐竹氏が、SDGs(持続可能な開発目標)について基調講演を行いました。始めに、SDGsとは何か説明があった後、日本や世界の取組の状況や、企業とSDGsの関係、導入のメリットなどの要点を簡潔にお話いただきました。また、2018~2030年までの「第2次札幌市環境基本計画」にSDGsが導入されることや、現在、SDGs普及に向けた様々な取り組みが紹介されました。札幌市が積極的にSDGsと関わりを持っていることを、多くの方に知っていただく機会になりました。講演の後半では、参加者が数人でグループになって、身近な取組とSDGsの関わりについて意見交換を行いました。

 佐竹氏の講演終了後、JICA北海道の野吾奈穂子氏が、独自に作詞作曲したSDGs推進応援ソング「持続可能な未来のために~Go for SDGs!」を披露しました。

https://www.youtube.com/watch?v=gDun95p2ulM

 午後の部は、北海道環境パートナーシップオフィスの溝渕が講義と演習を行いました。ファシリテーションとはどのような考え方と技法なのか、カウンセラーの皆さんの関心に沿って説明が行われました。ファシリテーションとは「促進すること、容易にすること」で、ただ知識を「教える」のではなく、働きかける相手が主体的に「考える」よう、場づくりなどを行うことです。グループワークではSDGsをテーマとした事例を用いた演習を実施。傾聴と質問を心掛けたことで、話し合いが活性化されたという声が寄せられました。

 基調講演をご担当いただいた札幌市の佐竹様、企画・運営を担われたNPO法人北海道環境カウンセラー協会の皆さまに心から感謝申し上げます。(渡辺)