ネットワーク形成

【開催報告】2014年度 第3回ESD担い手ミーティング:ユネスコESD世界会議から、地域での取組みへ  ~GAPを手がかりに、ローカル・アジェンダを考えよう~

国連・持続可能な開発のための教育(ESD)の10年の最終年にあたる2014年、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)および日本政府の主催でESDユネスコ世界会議を開催されました。
その会議の成果として、2015年以降のESD推進の国際的な指針として「グローバル・アクション・プログラム(GAP)」が公式に発表されました。  今回の担い手ミーティングでは、世界会議を踏まえて「ESDの10年」の成果や課題を共有するとともに、北海道における今後のESDの基盤となる考え方や進め方を探るため、GAPの内容を読み解きながら、ESDのローカル・アジェンダ(行動計画)づくりへと結びつけるためのワークショップを行いました。
簡単ではありますが、当日の様子をご報告します。

ミーティング概要

■日 時 2015年2月15日(日) 13:00~17:00
■会 場 Sapporo Cafe(札幌カフェ) 5階会議室
札幌市北区北8条西5丁目2-3 札幌公務員受験学院ビル ※JR札幌駅北口より徒歩3分

プログラム

第一部 報告:ESD世界会議に参加して~10年の成果と課題~
報告者
松田 剛史(ソーシャルベンチャーあんじょう家本舗)
有坂 美紀(環境省北海道環境パートナーシップオフィス)
小泉 雅弘(NPO法人さっぽろ自由学校「遊」)

第二部 ワークショップ
GAPを手がかりに、自らの問題意識や地域課題にひきつけて、ローカル・アジェンダのアイデアを出しあい、参加者それぞれの目標を考えました。

【主催】 NPO法人さっぽろ自由学校「遊」
【協力】 環境省北海道環境パートナーシップオフィス(EPO北海道)
ソーシャルベンチャーあんじょう家本舗
開発教育全研北海道大会実行委員会

当日の様子

第1部では、NPO法人さっぽろ自由学校「遊」の小泉さんからESDについて説明があり、ソーシャルベンチャーあんじょう家本舗の松田さんから、松田さんが関わってこられたESDの取り組みを含め、「ユネスコESD世界会議」について報告がなされました。EPOからは、有坂からESDの地域拠点(RCE)について世界会議の様子と北海道で進められているRCE設立の動きについてご報告いたしました。

 

その後、第2部のローカル・アジェンダのアイデアを出し合うワークショップでは、「ESDグローバル・アクション・プログラム(GAP)を声に出して読み合わせ、重要だと思うキーワードや分からない部分などを出し合い、全体で共有。
さらに、GAPの中で挙げられている5つの優先事項の中から、今回は「ユース」と「地域コミュニティ」をテーマとしてグループディスカッションを行いました。
最後に、今後、各自がESD推進に関する目標を考え、発表し、ミーティングを終了しました。

天候の悪い中、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。また、ESDに関することで疑問等ありましたら、お気軽にEPO北海道までお寄せ頂ければ幸いです。