ネットワーク形成

【開催報告】持続可能な地域づくりへSDGsはどう使えるの?(ESD担い手ミーティング)

 ESD実践者の方によるネットワークの構築を目的としたESD担い手ミーティング。昨年度に引き続き持続可能な開発目標(SDGs)をテーマに開催しました。

 SDGsが記載されている文章「我々の世界を変革する 持続可能な開発のための2030アジェンダ」に「我々のビジョン」として「目標とターゲットにおいて、我々は最高に野心的かつ変革的なビジョンを設定している」と書かれています。私たちの考え方や行動にも変革に取り組んでいかなければなりませんということを意味しています。

 ここではSDGsを使った具体的な取組事例を伺い、自身の取り組みへSDGsの活かし方について意見交換しました。

概要

日時:平成29年3月16日(木)18:30~20:30
場所:札幌エルプラザ2階 環境研修室1・2(札幌市北区北8条西3丁目)

プログラム

・事例紹介:「四国におけるSDGsの取り組みと課題」(50分)
堀江 由美子氏
(公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン アドボカシー・マネージャー)
・参加者との意見交換会

主催:NPO法人さっぽろ自由学校「遊」、EPO北海道
協力:RCE北海道-道央圏

 堀江由美子さんより、SDGs策定の経緯、日本の市民社会による策定プロセスへのインプット、SDGs実施に向けた国内の動き、SDGs実施指針に関する評価、四国でのSDGsの取り組みなどについてお話いただきました。

 四国では、2015年度に愛媛県内子町でSDGsシンポジウム、2016年度に四国4県でのSDGs会議を実施されました。SDGs会議では、SDGs貢献において重要なステークホルダーである企業の役割を考える場、地域課題のマッピングをとおして特有の課題が見えてきた場、中央や全国のSDGsに関する取り組みを共有する場を開催されました。この中には「中央と地方双方向のコミュニケーションの活性化が必要である」という指摘も。

 内子町では、SDGsの理念である「誰一人取り残さない」のもと、内子町内で生活保護受給者など取り残されている方のデータを使って地域の課題を再度確認されました。内子町の最大の課題は少子高齢化と人口減少とのこと。その背景のもと、役場の職員を対象に自身の業務や活動とSDGsの関連付けのワークも行われました。

内子町については詳しくはこちらをご覧ください。

〇機関誌「自治体国際化フォーラム」(発行:一般財団法人自治体国際化協会(クレア))

 自治体国際化フォーラム316号(2016年2月)

 「リンクするSDGsと自治体の取り組み ~愛知県内子町での取り組み事例から~ 」
 山岡 敦氏(愛媛県内子町総務課政策調整班長)

「つな環」第27号(2016年3月)(発行:地球環境パートナーシッププラザ(GEOC))

 特集「持続可能な開発目標SDGs 新しいパートナーシップから生まれる未来」
 事例2:基礎自治体から変革を起こす―愛媛県内子町

 堀江さんから「地方がSDGsに取り組む意義は、持続可能な地域づくりに向けたもともとの取り組みの強化や見直しのツールになる。また、横断的な取り組みの促進、多様なステークホルダーとの対話や学びの場、連携機会の創出、国際や地域などあらゆるレベル、共通キーワードで発信や連携を強化できる」とお話いただきました。

北海道内のSDGsに関する取り組みを発表いただきました。

〇札幌市

 札幌市環境基本計画が改訂の時期を迎えるため、第2次計画へSDGsのインプットを札幌市環境審議会で審議されております。第2次札幌市環境基本計画の策定プロセスは「第10次札幌市環境審議会」ホームページをご覧ください。

 また、平成29年度より札幌市環境副教材(5・6年生用)「地球のためにできること」にSDGsが掲載されました。札幌市ホームページから閲覧可能です。

 

 

 

 

 

 

 

〇NPO法人さっぽろ自由学校「遊」

 平成28年度からSDGsを下敷きとした市民による北海道版ローカルアジェンダづくりに取り組まれています。平成29年度は、17の目標を9つに分けて北海道の現状と課題を把握し、市民から2030年の北海道版ローカルアジェンダを考えました。詳しくは、NPO法人さっぽろ自由学校「遊」さんのホームページに掲載されている小冊子をご覧ください。

 

 最後に、参加者の皆さんと「自身の取り組みがSDGsのどの項目と関連しているのか」を話しながら、SDGsが自身の取り組みにどう使えそうか意見交換しました。

 SDGsはよりよい世界になるための目標です。プロセスや込められている想いは多岐に渡り1度で理解するのは難しいですが、ただの目標ではなく、世界へアピールすること、他の分野とのつながりを考えるツールなど考え方や使い方はいろいろできるのではと思います。

私たちが暮らしやすくなるために、これからも一緒に地域の課題解決を行っていきましょう。「変革」していきましょう。(大崎)