実践拠点支援事業

【参加報告】ふるさと海辺フォーラム(石狩 7/8、9)

全国的に海辺の自然環境が損なわれている中、保護保全に関わる団体が情報を共有し、連携を深め、活動を進めていくことを目的に「ふるさと海辺フォーラム」が開催されました。EPO北海道は今回、「第5回石狩海岸フォーラム」を兼ねて実施された「ふるさと海辺フォーラム2017」(石狩市 7/8、9)に参加し、意見交換の進行をサポートさせていただきました。 

基調講演では、北海道大学大学院農学研究院の松島肇さんが「海岸は誰のものか?自然・人のつながりから協働管理を目指して」と題して講演。協働管理を進めていく際、地域住民が自分たちで楽しむことをベースとしていくことが重要ではないかと提言がありました。後半は、思いを同じくする国内各地の以下の団体から、取り組みの発表。

・きたねむろ山菜エコランド(北海道中標津町)
・NPO法人名取ハマボウフウの会(宮城県名取市)
・NPO法人ゆい(神奈川県茅ヶ崎市)
・サンクチュアリNPO(静岡県浜松市)
・愛媛県立伊予農業高等学校(愛媛県伊予市)
・北の里浜 花のかけはしネットワーク(札幌市)
・NPO法人いしかり海辺ファンクラブ(石狩市)

松島さんと溝渕は、上記の報告を受けて、個々の課題や共通する課題を整理、質問により掘り下げて、団体相互の情報共有、意見交換を行いました。

2日目は1日目を受け、エクスカーションを実施。石狩浜海浜植物保護センターで解説を受けた後、海浜を巡り、植生が破壊されている現状を視察しました。来年度は静岡県にて、より大きな規模で「ふるさと海辺フォーラム」を開催するとの計画だそうです。課題が共有され、解決策が見いだされるよう、サポートしていきたいと思います。(溝渕)

【開催情報】第5回石狩海岸フォーラム
      ~海辺づくりから地域づくりへ~
 http://enavi-hokkaido.net/event/event_id/0000012670/