政策コミュニケーション

【参加報告】赤れんがガイアナイト2018(主催:北海道)

先日、赤れんがガイアナイト2018に参加しました!

このイベントは地球温暖化防止のための行動を促す取組の一環として開催されており、今年で10回目を迎えたそうです。

赤れんがガイアナイトでは環境フォーラムやアイヌ古式舞踊、キャンドルの点灯式、さらにはコンサートが行われるなど、盛りだくさんのイベントでした。

今回は環境フォーラムについての参加報告をさせていただきます。

環境フォーラム~下川町長の講演~

環境フォーラムでは、下川町の谷 一之町長から「SDGs未来都市2030へのアプローチ~低炭素社会の構築に向けて~」をテーマに講演が行われました。

 下川町では、豊かな森林資源を有効活用し、化石燃料の代替エネルギーとなる森林バイオマスの生産に取り組んでいます。このエネルギー転換をして節約できた燃料費は、保育費の軽減や学校給食費の補助、医療費扶助等に使用されているそうです。また、下川町は伐採、植林、育林のサイクルを繰り返す「循環型森林経営」に取り組んでおり、地域内の資源を地域内で持続的に循環させているそうです。

これらの持続可能な取り組みが評価され、下川町は「第1回ジャパンSDGsアワード」でSDGs推進本部長(内閣総理大臣)賞を受賞しました。さらに今年の6月15日、SDGs未来都市として、北海道内から、下川町、北海道、札幌市、ニセコ町の4都市が選ばれました。(このうち、下川町とニセコ町は、自治体SDGsモデル事業に採択されました。)

今後は、「SDGs」を下川町内に広めていくために、英語訳の「持続可能な開発目標」を、より分かりやすい言葉を使って、「S:下川の D:誰もが G:元気で S:幸せになる」と当てはめながら、周知していきたいとのことでした。

近年、町の特長を生かした持続可能なまちづくりは徐々に増えてきております。今回の環境フォーラムで下川町の事例について講演を聞き、今後は持続可能なまちづくりにSDGsを活用した取り組みが北海道内で増えてくるのではないかと考えました。今後の下川町の動き、また道内でのSDGsの取り組みに注目していきたいと思います。(福田)

参考

☆赤れんがガイアナイトとは?

 http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/tot/gaia-night/main.htm

☆下川町のSDGsの達成に向けた取り組み

 https://www.town.shimokawa.hokkaido.jp/gyousei/SDGs.html

☆国内3自治体のSDGs先進事例に下川町が選ばれました(下川町SDGsレポート2018)

 https://www.iges.or.jp/jp/sdgs/report.html