北海道地方ESD活動支援センター

ESDアドバイザー派遣制度(2024年4月更新)

私たちの暮らしの基盤となる地域の社会・経済・環境は、さまざまな不安にさらされています。将来世代にわたり、安全で豊かな生活・社会を維持していくためには、私たち一人ひとりが世界のできごとと日々の暮らしや環境のつながりを知り、生活や仕事のスタイルや行動を変えていく必要があります。そのための鍵となるのが、持続可能な開発のための教育(ESD)です。

日本では2016年に政府が「ESD国内実施計画」を策定し、多様な主体の取り組みが進む中、学習指導要領においても、「持続可能な社会の創り手の育成」が明記されました。こうした時代の要請を受けて、北海道地方ESD活動支援センターでは、道内各地・各分野でのESD導入や実践、現場の課題解決を支援するため、教職員やスタッフの方を対象に「ESDアドバイザー」を派遣しています(2018年8月より)。ぜひご活用ください!

※参考 ・北海道地方ESD活動支援センター2023年度レポート
    ・文部科学省:我が国における「持続可能な開発のための教育(ESD)」に関する
     実施計画(第2期ESD国内実施計画)の策定について(令和3年5月31日)
     https://www.mext.go.jp/unesco/001/2018/1407955_00010.htm

 

1.ESDアドバイザーについて ※五十音順、所属等は2024年2月現在

大津和子さん(北海道教育大学 名誉教授)

SDGs、ESD、国際理解教育に関わる研修の進め方のほか、これらのテーマについて講演やワークショップを行うことができます。
【キーワード】主体的・対話的で深い学び/ SDGs /国際理解教育

金澤裕司さん(持続可能な開発のための教育推進会議(ESD-J) 理事、前 羅臼町教育委員会 自然環境教育主幹)

「一人も取り残さない」というSDGsの目標達成のためにはあらゆる学びの中心にESDを据える必要があります。ESDによって価値観、行動、ライフスタイル、生き方などあらゆる事が密接に関連している事実を理解し、学ぶ意欲が触発されます。
【キーワード】自然と人間/地域の持続的発展/総合的な学習による学力向上

松田剛史さん(藤女子大学人間生活学部人間生活学科 准教授)

SDGs達成年の2030年に向けて、私たちのソーシャルデザインを考える講話やワークショップをいたします。
【キーワード】SDGs/カリキュラム・マネジメント/PBL/教育課程

 

2.派遣制度のご利用方法

(1)利用の条件

以下の条件すべてを満たす活動に、アドバイザーを派遣します。
①派遣の目的が、道内におけるESDの導入・実践・課題解決であること
②利用者が非営利団体(行政機関を含む)であること
③助言や支援の対象がESDの実践者または関係者であること
④宗教・政治活動が目的ではないこと

(2)派遣の回数

一団体へのアドバイザー派遣は年に2回まで(※)です。同じアドバイザーを2回派遣することも可能です。 ※センターが必要と認めた場合はこの限りではありません

(3)ご依頼者の負担

アドバイザーへの謝礼及び交通費はセンターが負担します。その他、必要となる経費については、ご依頼者でご負担ください。 ※予算の都合上、派遣制度が年度途中で終了する場合があります。ご了承ください。

(4)派遣の流れ

以下の流れに沿ってご利用ください。
①派遣希望日の1か月前までに、所定の「申請書」に必要事項をご記入の上、電子メールもしくはファックスにて、センターまでお申し込みください。
②受け付け後、おおむね3営業日内に、センター担当者より申請団体のご担当者に派遣の可否をご連絡いたします。
③派遣が行われた場合には、所定の「報告書」に成果や感想等をご記入の上、センターにご報告ください。

(5)各種様式等

● ESDアドバイザー派遣 申請書(学校教育関係者用)
  Word(30KB) / PDF(211KB)
● ESDアドバイザー派遣 申請書(社会教育関係者用)
  Word(27KB) / PDF(204KB)
● ESDアドバイザー派遣 報告書
  Word(25KB) / PDF(147KB)

 

お問い合わせ

北海道地方ESD活動支援センター
 〒060-0042 札幌市中央区大通西5丁目11番大五ビル7階
 環境省北海道環境パートナーシップオフィス(EPO北海道)内
 TEL 011-596-0921 FAX 011-596-0931 E-mail inf@hokkaido-esdcenter.jp
 ウェブサイト http://hokkaido.esdcenter.jp/
 業務時間 午前10時から午後6時まで
 休業日 土・日・祝日・年末年始